アーカイブ: 2008年12月30日
アスクル、月次は実質的に微増、不景気の状況では安心感がある
~ 今期減益でも外需・輸出型企業に比べれば業績安心感はディフェンシブ並に強い。 ~
アスクルの12月月次。
12月の数字は前期比でマイナスになっている。曜日の関係があるので、実質的には微増。今期ここまでも同様に微増。
アスクルの場合は親切に曜日について説明されているけど、月次数字の発表で曜日の並びなんかに言及してくれる企業は少ない。これは意外と注意が必要ですな。月30日なわけで、そのうちの1日は3.3%にもなるわけですからね。
だから、月次数字というのは月ごとの単なる数字比較で終わらせるのではなくて、趨勢として捉えることが必要なわけですな。
話がそれた。
アスクルの業績は微増。今期計画は微増収、利益はそれなりに減になっている。原材料費の高騰で利益は圧迫されるし、景気悪化で需要も弱いので当然と言えましょう。
それでも業績には安心感がある。安心感というのは外需・輸出型のメーカーとかに比べれば断然安心感があるってことですな。業績が悪くてもね。
アクセス、上場廃止は創業者、後継者、会社ぐるみで悪さした結果
~ 社長や創業者の名前を一切書かないなんて、会社ぐるみの悪事と理解してもいいですよ。 ~
アクセスがジャスダック上場廃止。2009年1月27日が上場廃止日。
上場廃止は当然ですな。遅すぎですよ。
上場廃止理由。
株券上場廃止基準第2条第1項第10 号a(上場会社が有価証券報告書等に「虚偽記載」を行い、かつ、その影響が重大であるとJASDAQ 取引所が認めた場合)に該当するため。
お金がぐちゃぐちゃと動き回って、最期は社長を含め役員が刑事告訴されたわけですから上場維持できるはずはないですな。(社長の有罪・無罪は決まった?未確認。)
証券取引法で罰金も食らった。
悪さしたのは代表取締役は北博之と代表取締役専務の小路口謙治。筆頭株主の創業者は村上次男。創業者が社長をやっている時からおかしな取引があったと発表されている。
で、何があきれるって、いろいろと状況を知らせるプレスリリースなどで悪さした人をかばうような行為ですな。
刑事告訴されたとかナンチャラ委員会を設置したとか、経過具合とか。そういうリリースの中では話しが悪さした代表取締役や専務、創業者に及ぶわけです。
その言及の仕方ですが、当社元代表取締役、とか、創業者で元代表取締役、とかいう表現だけで、氏名は一切書かれてない。そんなアホな。「当社元代表取締役である北博之は。。。」とか書くのが普通というか筋じゃないですか?
唯一氏名が出てきたのは、代表取締役が山田から松浦に代わってから。山田さんにはまだまだ元の人の息がかかっていたって事ですか?
結局、氏名を伏せたいわけですな。なるべく知られたくない。隠したい。隠れたい。そういう気持ちは分かりますけどねえ。
プレナス、「ほも弁」開始で経費増は当然、ディフェンシブ銘柄です
~ 配当利回り5%まで売られれば買うべきだが、株価上昇した今は様子見で下げを待つ局面。 ~
プレナスの第3四半期決算。
業績は悪い。株価は良い。この株を買えなかったのは非常に悔しいですな。
第3四半期時点では利益は前期比-40%となっているわけですが、こういう株はそんな数字で投資するわけじゃない。40%という数字はびっくりしそうだが、すったもんだの末ほっかほっか亭をやめて新ブランドほっともっとを始めたのだから、経費がたんまりかかって当然。
そういう費用はいずれ落ち着く。いずれ落ち着くって、どんな会社の費用だっていずれ落ち着くじゃん、と言われそうだが、そういう問題ではない。落ち着くとうのは、近い将来という確実性があって、今の不景気に関係ない費用。いつ落ち着くか分からない費用は話にならない。不景気に関係ある費用はどこも同じであって、そんなのは株価があがる理由にはなりっこない。
日本の弁当は言ってみれば日常食みたいなもので、多少の景気の波は受けたとしても、食べ続けられるものですな。自動車や不動産、電化製品なんかの景況感とは比べものになりませんよ。ばりばりディフェンシブ。
そういう場合、今期の予想EPSは82円だけど、EPS150円で考えればOKなんです。株価1100円ぐらいまで下げたとき、配当利回りが5%になったら買いだなあなんて考えていたわけですよ。PERで言えば7倍ちょっと。
そうこうしているうちにあれよあれよと株価は上がってしまった。今でも割安ではあるものの、魅力は薄い。
それに何より、逃した株を追いかけるのはつらいですな。数字的な魅力より、精神的な魅力が薄れているって事。
あきらめてほっともっと弁当でも食べたいところなんだけど、近所に店がない。これからできてくるんでしょうな。味はほか弁と変わらないと予想。ちなみに、ほっかほっか弁当は略してほか弁。ほっともっと弁当は知ってますか?ほも弁らしいです。冗談じゃないですよ。
しまむら、不景気対応株の期待を裏切る業績、節約派はユニクロへ
~ 景気悪化でトレードダウンするお客が来ない、ファッション性が足りないからではないのか? ~
しまむらの第3四半期決算。
今期ここまでわずかながら減益。売上は微増。通期では売上はもう少し伸びて+2.7%、利益は+6%と増益の計画。通期計画達成は難しいんじゃないですか?つまり、下方修正がでるってことですな。
しまむらの商品は安い。非常に安い。ファッションには好みの問題があるし、そもそもトレンドとかお洒落とかが分かっていないので難しいわけだけど、しまむらのファッション性は低い。男性物なんかちょっとヤンキーっぽい人が好きこのみそうな物しかないような気がするが皆さんいかが?
ファンション性については正直分からないので無視するとして、低価格は間違いないですな。不景気には強そうな気がするわけですよ。
景気が悪くなると、それまでちょっと贅沢していた人達は消費を抑えるようになる。消費を抑えるというのは具体的には、買わなくなるか安い物を買うようになるか、その両方かですな。
買わなくなるのを思いとどまらせたり、安い物に移る人を取り込んだりするのが低価格商売が不景気に強い一つの理由なわけです。そういうところにしまむらは位置するような気がするけど、業績はそうなっていない。
それはやっぱり、ファッション性に問題があるからではないですか?トレードダウンした人達はしまむらに行かない。トレードダウンしてもファッションですからね、自分がかっこわるいと思う物は着られないし、お洒落じゃない物は安くてもいらない。しまむらのファッション性はそういう類なんですよ、きっと。
トレードダウンはユニクロに流れていると考えるのが自然じゃないですか。もっとお洒落なブランド物や一つか二つ上の価格帯で消費していた人達が節約しようって言うときに、お洒落の満足も十分に満たされるのはユニクロのファッション性ということね。
しかしながら、しまむらには元々のお客さんであるおばちゃんやおじちゃんがいる。その人達は相変わらず安いしまむらで買い続けるか、買わなくなるかで、トレードダウンのしようがない。そんな流れでしまむらの業績は伸び無いながらもそれなりに持ちこたえているんじゃないかと。
今後もそれは同じじゃないですか。
伸びてきた会社が頭打ちになると、財務が悪くなるが、さすがしまむら、相変わらずしっかりしてますな。棚卸資産なんて全然増えてない。ここは20%や30%増えても、ああやっぱり業績悪いからね、って誰でも納得できますよ。そういう事がないのはしまむらの強さと言えましょう。
優良大企業なのに四半期決算にキャッシュフロー計算書を載せないのはダメですな。決まりとかそういう事じゃなくて、当然載せるべきものですよねえ。どっかのボロ会社じゃないんだから。
月次も良くないので上がり気味だった株価はすぱっと落ちた。高値が2005年12月と、新興企業みたいなのは何だか不気味ですな。それにしても安くなったと思う。今の株価6500円は2003年~2004年ぐらいの水準なわけだけど、売上は1.5倍以上、利益は2倍以上になっているんですから。配当だって倍以上ですよ。
長い目で見ればこの水準での買いで間違いないんじゃないですか?
