アーカイブ: 2008年11月

2008/11/24 11:11

トリドールの公募増資、業績堅調の証、株価は強い

~ 株価の強さからも株主も納得の新株発行、業績も将来性もOK。 ~

トリドールが新株発行増資。いやー、この相場で新株発行とは立派ですなあ。

新株式発行及び株式売出しに関するお知らせ

新株発行数は4000株、社長の売出が2000株、オーバーアロットメントが900株。増加数は4000株で発行済株式数の6.5%。調達資金9.6億円は全額出店費用に充当。プレスリリースには40店舗ぐらいの出店計画がずらっと並んでいる。

自己資本比率は37%とまだ余裕はあるが、株価が堅調なこのタイミングでの公募増資。業績は絶好調だし、ビジネスの将来性と成長性は高いんじゃないですか。

200811241.jpg チャートで見る通り株価は堅調。堅調の中でお強い時の増資発表で文句無しですな。さすがに公募増資発表翌日の17日は大きく下げた。でもストップ安でもないし出来高も膨らんではいない。株主も納得の公募増資と言えましょう。どこかのREITみたに株価暴落、REITのくせに純資産価値以下という値段で増資するのとはわけが違いますねえ。

この株価の強さでトリドールの人気が再確認されたんじゃないですか。人気だけではなくて業績期待の強さもね。

ついでにマザーズから東証一部または二部へ鞍替え。できれば一部でお願いします。

東京証券取引所における上場市場の変更に関するお知らせ

外食・レストラン・居酒屋
うどん お好み焼き トリドール 公募増資 新株発行

2008/11/24 10:10

オフィス賃料は下落、地価も下落、不動産統計は全部マイナス

~ 不動産会社の業績を見れば既に分かり切ったことだけど、統計として出ると嫌です。 ~

オフィス賃料は前年同月比でマイナスに転落。全国平均のマイナスなので、首都圏は堅調なのかと期待するかもしれないが、首都圏もマイナス。千代田区では前年比3.7%の下落。これは、2006年に26%、2007年に8%あがってのマイナス転落だから、いよいよ苦しくなってきたのが分かると言えましょう。

2008/11/20, 日本経済新聞 朝刊

オフィス賃料、4年ぶり下落―丸の内・大手町3.7%

 全国の新築オフィスビルで賃料が下落している。日本不動産研究所が十九日まとめた全国賃料統計によると、九月末のオフィス賃料は、全国平均で前年同期比二・五%下落した。下落は四年ぶり。下落幅が最大だったのは、新築ビルが大量に供給されている仙台市(青葉通り付近)の七・七%。次いで東京都千代田区(丸の内・大手町地区)が三・七%下落した。

 丸の内・大手町地区の賃料は二〇〇六年に二五・八%、〇七年も八・三%上がっていたが、四年ぶりに下落に転じた。一部で高額な成約が伝えられるものの、立地などの条件が最上位クラス以外のビルでは、空室増で賃料は下がっている。入居後、数カ月間の賃料を無料にする「フリーレント」を条件に成約する事例が増えているのも指数を下押しした。

 前年は六・三%上昇していた大阪圏は〇・六%下落。前年二・四%上がった名古屋圏は、横ばいだった。

賃料の下落に歩調を合わせるかのように地価も上昇地点はゼロになった。すでに不動産会社の惨状を見てきているので、地価がここ数年と同じに上がっているはずもなく、下落しているのははっきりしていたが、上昇地点がゼロというのも極端ですな。

統計としての賃料下落、地価下落。なんだか嫌なものですな。

2008/11/22, 日本経済新聞 朝刊

地価、上昇地点ゼロ、国交省、10月調査、銀座や大阪・西梅田も下落。

 国土交通省が二十一日発表した十月一日時点の全国主要百五十地点の地価動向で、三カ月前に比べて地価が上昇した地点がなくなった。前回調査(七月一日時点)では地価の上昇地点は一三%あったが、その後の米国発の金融危機や国内景気の低迷などで不動産市況が一気に悪化した。東京の銀座や大手町、大阪の西梅田など人気の高い地域の地価も下落に転じた。

(中略)

 全国の百五十地点中、地価が下落したのは百二十八地点で全体の八五%を占め、前回調査の三八%より大幅に増えた。国交省は地価下落の主な理由について、国内景気の低迷や国内外の金融環境悪化、不動産市場の冷え込みなどを挙げている。その上でこれらの要因が改善しない限り、地価上昇は望みにくいとの認識を示した。

 地価が下落した百二十八地点のうち最も多いのが「下落率三%以下」の八十一地点で全体の五四%を占めた。東京では大手町や銀座、渋谷、大阪の西梅田などが該当する。東京・六本木などは下落率が「三%超から六%以下」だった。下落率が六%を超える地域も千葉県浦安市や名古屋市中区丸の内など五地点あった。

 地価が「横ばい」だった地点は前回は四九%あったが、今回は一四・七%に減った。

不動産マーケット
オフィス 不動産 地価 賃料

2008/11/24 10:10

1400億円の中国オンラインゲーム市場

~ 中国のオンラインゲーム市場に投資するのであれば質の高い企業が多いADR。 ~

中国のオンラインゲーム市場の規模は1400億という統計。まだ1400億と見るか、既に1400億と見るか。2003年から2008年で市場規模は8倍以上に拡大。拡大スピードは早いですな。もし中国のオンラインゲームに投資したいのであれば、日本企業では取れるものがないので、香港株かアメリカADRになりますな。ADRの方が質は全然高いと思うね。

2008/11/24, 日本経済新聞 朝刊

オンラインゲーム市場1400億円

 【上海支局】中国の新聞出版部局の幹部は、中国のオンラインゲーム市場の売上高が既に百億元(約千四百億円)を超えていることを明らかにした。新華社系の「新華網」が伝えた。二〇〇三年時点では十三億二千万元だったが、〇七年には八倍の百五億七千万元に増えたという。〇三年に二五%だった国内制作ゲームの比率は〇七年には六五%に上昇した。

統計・資料・調査
ADR アメリカ株 オンライゲーム 中国 香港株

2008/11/24 10:10

不動産の時価会計導入で含み資産の多い低PBRが来るか

~ 簿価の低い不動産をしこたま持っている企業をググって目星をつけておいて損はない。 ~

企業の持つ賃貸不動産を時価評価するように会計基準を変更するという。まあその方が含み資産がはっきりしますな。そうなるとPBRが今まで以上に気にされることになるんじゃないですか。

何十年も前にタダ同然で手に入れた土地を簿価でBSに載せ、そこの適当な建物を建てて賃貸に出している歴史の古い企業は結構あります。立飛企業とか。そういう企業は不動産賃貸が本業ではないんだけど、それがあるから会社が成り立っているというような、微妙な立ち位置にあることも多いですな。

含み資産多大の低PBR銘柄が人気化する相場があるかもしれません。自分で財務諸表を見て探すのは骨なので、ちょこちょことググってみて目星をつけておけばいいんじゃないですか。

2008/11/21, 日本経済新聞 朝刊

賃貸不動産、時価開示を決定、会計基準委、09年度末から。

 企業会計基準委員会(ASBJ)は二十日、企業が持つ賃貸不動産などの時価開示を義務付ける会計基準を最終決定した。現在は不動産取得時の価格を基に貸借対照表に計上している。時価を注記として開示することで不動産の含み損益などが投資家に見えやすくなる。

 二〇一〇年三月期末から適用する。開示対象は賃貸物件として収益を上げている不動産や、将来の使用が見込まれていない遊休不動産など。販売目的や自社ビルなどの不動産は含まれない。企業は不動産の時価のほかに、所在地や用途といった概要、含み損益などを財務諸表の注記事項として開示する。

 不動産業界では保有物件の開示が一段と進む。投資家側から見ると「ばらつきがあった時価評価の基準が一本化されるので投資判断がしやすくなる」(クレディ・スイス証券の大谷洋司アナリスト)。不動産以外の事業会社も開示を義務付けられ、非効率な不動産を抱える企業には投資家から有効活用を迫る声が高まる可能性がある。

ちょっとニュース
PBR 不動産 含み資産 時価会計 立飛企業 賃貸

2008/11/24 10:10

パーク24の10月月次、稼働率はさらに低下、利益は減る

~ 駐車場ビジネスの収益性は稼働率に直結、稼働率の底打ちが株価の底打ち。 ~

パーク24の10月月次数字。

2008年10月期 速報数値

今までと傾向は全然変わっていませんな。変わる要素も見あたりませんが。

売上高は前年比では順調に増加。売上原価は売上以上に増える。結果、売上総利益はそれなりに減少。駐車場数は順調に増加。しかし売上の増加率は駐車場の増加率より全然低い。

200811234.jpg ってことは稼働率が低いって事。実際、稼働率は下がり続けている。ついに30%台に突入。

稼働率が下がれば利益率はグングン下がる。何度も繰り返して同じ事を言うようだけど、駐車場ビジネスは稼働率が全てと言えましょう。稼働率が回復基調になるまで買えませんな。回復する理由も見つかりませんね。

消費者サービス
パーク24 駐車場

2008/11/24 09:09

アイディーユー、規模を小さくして増資だが資金繰りは苦しいまま

~ 株価下落で中止になった第三者割当、たったの1億円になって復活。 ~

アイディーユーの第三者割当の続報。

国際航業ホールディングス株式会社グループとの業務資本提携に関する変更についてのお知らせ

変更の理由はこう書かれている。

世界的な金融情勢の混乱と共に急速に変わる事業環境等を総合的に検討した結果、空間情報ソリューションを軸とした当面の業務資本提携に相応しい資金拠出とすることが、得策であるとの結論に至ったとの申し出がありました。

分かりやすい日本語にしてみる。10月15日に金を出すと決めたけど、それからお宅の株が暴落して半値になった。それじゃあとてももとの条件で金は出すことできないでしょ。そう言うのを世界的な金融情勢の混乱と共になんちゃらかんちゃらと呼ぶ。前に決めた大金は出せないので少しだけ出すことにしますよ。

結果、15億円を計画していた出資は1億円になるわけですな。アイディーユーの資金繰りは非常に苦しいままですよ。

不動産・マンデベ・流動化
アイディーユー オークション 不動産

2008/11/24 09:09

イオンの10月の月次数字、食品が苦しいのは値下げのせいか

~ 不景気になれば少なくとも食品の集客は高まりそうだが、数字には表れていない。 ~

イオンの10月月次。

イオンリテール(株) 10月度営業概況

うーん、売れていない。食品以外の衣料や住居余暇がマイナスなのは納得がいくとしても、食品がもっと強くても良いような気がしませんか。基本、イオン系スーパーは品揃えが豊富だしPBのトップバリューもお得感が非常に強い。財布の紐がかたくなればなるほどお客は増えそうな気がする。

衣料、食品、住居余暇商品あわせて1,000品目の価格を、店頭価格から10%~30%値下げする「がんばろう日本!とことん価格」を、10月18日より開始しました。

こういう販促活動もあって売上はいまいち伸びていないと言うことか。円高還元セールとかもやってるしね。

トップバリューの比率が高くなれば利益率は向上する。結果はこの通り。

荒利益率は、引き続き衣食住の各商品部門で昨年より改善し、全体でも昨年を上回りました。販管費は、既存比97.5%となりました。

200811233.jpg ところでイオンさん、粗利益の漢字間違ってませんか?辞書的には荒利益でもOKみたいだけど、一般的には粗利益じゃないですか?まあどーでもいいんだけど。

株価は全然下げ止まらない。このままズルズルと500円割れするんでしょうかね。そんなことがあれば買いますね。もちろん、その時にダイエーみたいな状況になってなければですけど。

食品・飲料・日用品
GMS PB イオン スーパーマーケット 食料品

2008/11/24 09:09

マツモトキヨシ、ドラッグストア最大手でも拡大余地は十分ある

~ 群雄割拠するドラッグストア業界で、業績好不調の売り上げ規模目安は2000億円。 ~

マツモトキヨシホールディングスの中間決算。

平成21年度3月期 第2四半期決算短信

ドラッグストア最大手だけあって業績は安定していますな。大手なら業績は安定、というのは間違った理屈だろうけど、ドラッグストアの業績に関しては規模がものを言っている。実際、規模の小さいドラッグストアの業績は下がっていることが多く、規模が大きければ順調に業績拡大という傾向がありますな。規模の目安は売上2000億。

200811232.jpg 最大手のマツモトキヨシでも出店は日本全国ではないんです。1都1道2府35県で合計39。まだ出店していない県は沢山あるって事です。売上高4000億円でもういっぱいいっぱいかなあと思うことがあればそれは間違いですな。拡大余地は十分あるんじゃないですか。ちなみに、ドラッグストアの市場規模は5兆円弱。

日本調剤と業務提携することで調剤薬局の市場も取っていくことができますな。

株価的にはまあこんなものでしょうかねえ。最大手のプレミアムがもっとあってもいいと思うけど、今のマーケットでは仕方ありますます。チャートは下値を切り上げていきそうな雰囲気ではある。

専門小売銘柄
ドラッグストア マツモトキヨシ 日本調剤 調剤薬局

2008/11/24 08:08

ディックスクロキ、2008年29社目の倒産

~ 不動産会社の民事再生手続きは終わるところを知らない。監査は三優。 ~

ディックスクロキが倒産しました。負債総額181億円。

当社民事再生手続き開始の申立てに関するお知らせ

これで今年の上場企業の破綻は29社目。今までの戦後最多が29社なので過去最高に並びましたな。

倒産の理由は他の不動産屋と同じ。不動産市況が悪化して思うように不動産が売れない。金融危機も手伝って金融機関の貸出し姿勢はますます厳格になる。資金繰りは悪化する。ついに息絶える。

会長は黒木透。代表取締役社長は板倉雅明。監査は三優監査法人。三優がお手伝いしている企業の一覧は是非ご覧下さいな。大株主は会長の黒木透が筆頭株主。

倒産・上場廃止
ディックスクロキ マンション 三優 不動産 流動化 監査法人

2008/11/24 08:08

ダイドードリンコ、減額修正だがポイントは来期の値上げ

~ 原材料高で今期が悪いのは業界全部で同じ、来期の値上げで業績は伸びる。 ~

ダイドードリンコの下方修正。

平成21 年1月期 通期業績予想の修正に関するお知らせ

売上は月次の数字でほぼ分かっていたことだが、利益の減額が大きいですな。前期比で利益は半減と、あまり飲料会社らしくない決算数字ではある。伊藤園やコカ・コーラなどを見てもダイドーと同じような減益具合で、結局、セクター内同業は全滅って事ですね。減益は何もダイドーだけに限った話しではない。

最終的に、今期の利益水準は10年前の利益より低い。

そういう流れで修正幅が大きいけど、驚きはなかったんじゃないですか。株価は確かに下げているには下げている。全体相場も同様に下げているので、下方修正による下げと言うよりは全体的な下げと考えた方がしっくりきませんか。

今期の数字はこれで終わった。で、考えるべくは来期の数字ですよ。まず一番重要なのは値上げ。そう、来期は値上げがあるんですよ。忘れちゃいけませんねえ。それから今期の低利益の原因である原料費・資材費の動き。これらは確実に下がりまな。コモディティは安いんですから。もちろんですが、コモディティの値段は人によっては上って人もいますが、個人的には断然下に賭けますね。

200811231.jpg 来期、ダイドードリンコの利益は回復する。ダイドーに限らず、飲料メーカーは回復する。値上げと原料価格の下落があるからね。

一番業績インパクトが強いのがダイドーではないですか。ダイドーは缶コーヒーがほとんどであって、値上げはほぼ100%の製品で起きるからって予想です。そこら辺を株価は織り込んでいって欲しいと願う今日この頃ですな。

食品・飲料・日用品
コーヒー ダイドードリンコ 有望 飲料

2008/11/24 08:08

清和監査法人の顧客企業一覧

~ なにかと香ばしい企業ばかりですな。 ~

清和監査法人にお世話になっている企業の一覧。香ばしいですなあ。

  • 2323 fonfun
  • 3731 京王ズHLD
  • 4357 ラ・パルレ
  • 4744 メッツ
  • 4779 ソフトブレーン
  • 4835 インデックスH
  • 6453 シルバー精工
  • 6743 大同信号
  • 7273 イクヨ
  • 7602 カーチス
  • 8699 澤田HLD
  • 9051 センコン物流

クサイ会社・エグイ企業
清和 監査法人

2008/11/24 08:08

フィンテック、監査法人を清和に変更、玉井社長大丈夫?

~ 前期の大赤字から回復はするものの引き続き業績は極めて厳しい。 ~

フィンテックはでっかく損失を計上したわけだけど、その結果の決算がこれ。

平成20年9月期 決算短信

前期は終わったことなので忘れるとしても、今期はこれから。結局今期の予想としても売上は66%のマイナス成長を計画し、利益はなんとか出るらしい。

前期100億近い貸倒引当や損失はフィンテックとしては納得できないみたいですな。多分、監査法人とは意見が食い違って、あれやこれやともめたんじゃないですか。その結果が監査法人の変更。

会計監査人の選任に関するお知らせ

あらた監査法人を辞めて、新任は清和監査法人。清和を使っている企業の一覧をご覧下さい。フィンテックとしては自分の主張を認めてくれる監査法人が欲しかったわけですなあ。

なんかねえ、玉井社長の言うことは力強かったし、誠実さもあったし、ブログなんかでも頑張っていたし、残念ですね。悪魔に心を売るというか、そういう書き方すると名誉毀損になっちゃうのかな。

不動産・マンデベ・流動化
フィンテックグローバル 不動産 流動化 清和 監査法人

2008/11/24 07:07

タスコシステム、遅すぎる上場廃止、ようやく市場から退場

~ 社長の経歴、関係する会社、監査法人、どこをどう切っても臭ってきますな。 ~

タスコシステムが上場廃止になる。

上場廃止等の決定に関するお知らせ

遅すぎる上場廃止ですな。もう何年も前に退場処分を食らっているべき会社ですよ。こんなプレスリリース一枚で上場廃止にしてねえ。

会社の金は全部使ってしまった。貸付金だの預け金だの、ぜーんぶ消えた。消えたって言うけど、どこへ消えるかねえ。どこへ使ったかって?聞くだけ野暮ですよ。

監査法人はKDA。KDAが監査している企業の一覧

社長は山本健一郎。経歴がすごいですな。ジェイブリッジ監査役、小杉産業監査役、多摩川電子(多摩川ホールディングスの子会社)取締役、キムラヤセレクト社長、機動建設工業取締役。

タスコと手を組んでいろいろやってる企業は沢山ある。篠崎屋、日本インテグランドホールディングス(旧機動建設工業)、TRNコーポレーション(店舗流通ネット)。

臭くて息が詰まりそうですな。

倒産・上場廃止
KDA タスコシステム 上場廃止 監査法人

2008/11/24 06:06

日清食品、小麦価格暴落の恩恵を受けるのはこれから

~ 利益圧迫要因の小麦価格がさがれば販促を再開しラーメン価格は下がり売上が戻る。 ~

日清食品ホールディングスの中間決算。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

インスタントラーメン屋さんにとって大切なポイントは多くない。原材料価格と値上げの2点じゃないですか。簡単にいってしまえば、原料価格=値段なわけで、結局、ラーメン一杯いくらなの?という価格にたどり着く。

その事を如実に表しているグラフは決算説明資料にありますな。

2009 年3 月期 (平成21 年3 月期)第2 四半期(上期)決算報告 説明会資料

200811211.jpg 2008年1月に値上げしたわけだが、その月の売上はガクンと落ちている。量販店では驚きの-40%。量販店とその他が具体的になんなのか分からないけど、コンビニ以外と言うことでひとまとめにしても問題はないでしょう。つまり、スーパーマーケットとかディスカウントショップ、ドラッグストアなんかですな。

そういう店は低価格が武器なわけであって、一円でも安い物を求める客ばかり。そんなところで値上げしたら、とりあえず値上げになったから買わないでおこう、って事になりますね。

ここで値上げというが、値引き販売・特売がなくなったのは値上げに等しいことを忘れちゃいけない。チラシ見て特売ばかりで買っていた人は、特売がなければ買わないんですよ。店頭で特売されているのを見て買っていた人は、山積み特売されているのを目にしないと買わないんですよ。

一方、コンビニは値上げでも売上は全然落ちていない。そりゃね、コンビニは値段じゃない。値段にうるさい人はもともとコンビニなんて行かない。コンビニエンス、つまり便利さ、を求めてる。ラーメンが食べたいと思えば10円20円高くなっていても食べますよねえ。

200811212.jpg 値上げの原因は、ご存じ、原料である小麦価格の暴騰。あとパーム油も。営業利益の増減要因を見ると原料価格上昇による利益源がデカイ。その減益要因を販促費を削減することで無理矢理増益にした。販促費の減少は結局値引き原資の減少ってことで、特売がなくなり、実質値上げってことですな。販促費=テレビなんかの広告宣伝費ではないですよ、念のため。

200811213.jpg これからだが、小麦価格は下がった。思いっきり下がった。パーム油もおもいっきり下がった。原料価格下落は利益に直結する。その分販促費が増やせる。特売が増える。値下げ。客が戻る。売上上がる。利益出る。と単純に考えれば、これまでの逆回転が起きますな。

小麦価格は下がっているけど、日清にその恩恵が届くのはまだ先。来年の4月からで、本格的には来年10月から。日本の小麦価格は政府が決めていて、どうしても小麦マーケットの動きに遅れる。

でもね、重要なのは実際に原料価格が下がったか、利益が出ているか、じゃない。これからどうなるかが大切。株価は先を織り込んでいくからね。ま、そう言う点では日清の株価には既に原料価格の下落、利益率の改善はある程度織り込まれていると言えましょう。

その辺りをどう考えるかが投資の分かれ目ですかな。3000円を割ることがあれば買ってみたい。

食品・飲料・日用品
パーム油 ラーメン 小麦 日清食品ホールディングス 有望

2008/11/24 06:06

ジョイントコーポレーション、大赤字でも倒産はない

~ オリックスの支援をうけて赤字も安心、株価は全く安心ではないが。 ~

ジョイント・コーポレーションの中間決算。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

大赤字ですな。この会社の過去最高の経常利益は230億円。今期の経常赤字が330億円。 過去最高の純利益が130億円。今期の純損失が410億円。だからどうってことじゃないけどねえ。

オリックスが支援に乗り出したのはちょっと失敗ではないのだろうかと思うが、それは多分素人考えって事でしょうな。オリックスにはきっと何か見えているんじゃないですか。それにしたって、ジョイントじゃなくていいのにね。

いずれにせよ、ジョイントにとっては強力な後ろ盾ができたわけで、倒産はほぼなくなったと言えましょう。

かつて5000円した株は現在130円。株って難しい。

#追記:その後はご存じの通り、ジョイント・コーポレーション倒産しました。無念。。。

不動産・マンデベ・流動化
オリックス ジョイント・コーポレーション ファンド 不動産 流動化

2008/11/22 23:11

J-オイルミルズ、値上げサイクルが終わったので厳しい

~ 値上げが終わりこれからは値下げ圧力が強まるので株価も値下げ圧力が加わる。 ~

J-オイルミルズの上方修正と中間決算。

平成21 年3 月期 業績予想および配当予想の修正に関するお知らせ

予想通りの上方修正で意外性は全然ない。製品価格の値上げがすんなりと進んで売上以上に利益が増えた。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

さて、ここからだが、原料である大豆と菜種の価格は暴落している。J-オイルミルズにとってはそれらの原料が一番重要なわけで、当然原料価格の下落は利益率の向上につながる。

じゃあ儲かるかって言えばそうはうまく行かないんじゃないか。既に原料価格の下落が製品価格の下落につながることを見越して、買い控えも出てきている模様。けど、食用油の買い控えは基本できませんね。レストランでは終わったら新しいのを買わなければならないし、家庭も同じですな。

しかし既に値下げの圧力はあちこちから受けている模様。原料価格が安くなったんだから値下げしろってね。実際には、今J-オイルミルズが使っている原料は高値の時に仕入れたものであって、価格の下落した原料を使うのはこれからですな。そんなわけで、そうそう値下げなんてできるはずも無し。

いずれにせよ、もう値上げは無い。

200811203.jpg それを考えれば、いかに足下の業績が良くても、もうここからは買っていけないんじゃないか。仮に来期も増益になるにしても変化率は小さくなるし、値上げで儲かるという最重要な要素がなくなるわけですよ。

ここから戻しても高値は取れないと思うね。

食品・飲料・日用品
J-オイルミルズ 大豆 菜種 食品 食用油


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