アーカイブ: 2008年11月10日

2008/11/10 00:12

ワタミ、外食で大きく増益は貴重、介護が順調なのか

~ 介護と農業の業績の順調さが上方修正の主な理由か。 ~

ワタミの上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

いやはや、見事じゃないですか。売上こそ僅かながら減額されていますが、利益はだいたい50%も計画を上ぶれますね。外食産業、特に居酒屋業態、は苦しいのに、立派なものです。通期こそ今回は修正されていませんが、中間決算発表で上方修正される可能性は高いと言えましょう。

居酒屋とは言うものの、介護や農業もあり、そちらの利益が向上したのかもしれない。外食事業はずっとやってきている本業であって、今さら大きくコストカットできる部分なんてそう多くはないはずですな。そう考えれば、経費コントロールの余地が大きくて、利益を生み出せそうなのは居酒屋以外の事業と考えるのが自然でしょう。

前期の事業別割合。売上比の貢献比率は外食が89%、介護が10%。営業利益の貢献比率は外食が78%、介護が18%。

200811091.jpg 株価は恐ろしいほど強い。10月の急落前の水準まで戻している株は多くないですね。特に外食企業では少ないですな。割安さは全然なさそうだけど、EPSが150円とかまで急増するっていう前提なんでしょうかね。数年間にわたる介護事業の拡大と見込んでいるとか?まさか、今の相場でそんなのないよねえ。

外食・レストラン・居酒屋
ワタミ 介護 外食 居酒屋 農業



2008/11/10 00:12

ダイキサウンド、監査法人を新日本からかがやきへ変更

~ 債務超過一歩手前で踏みとどまるものの、監査法人の顧客を眺めてみると。 ~

ダイキサウンド、先日の決算発表の延期で債務超過転落かと予想したが、そうではなかった模様。

平成20年8月期 決算短信

業績はボロボロだが債務超過にはなっていない。

決算でもめたので現在の監査法人である新日本は首。新しい監査法人はかがやき。

会計監査人の異動に関するお知らせ

ありゃりゃ、クサイですなあ。かがやき監査法人が監査する企業は、クリムゾン、中日本鋳工、フォトニクス、大運。見事に赤字に会社ばかりじゃないですか。類は友を呼ぶ。

クサイ会社・エグイ企業
かがやき ダイキサウンド 監査法人

2008/11/10 00:12

ファンケル、優待改悪+増配+自己株償却、強弱入り交じり

~ 良いニュースと悪いニュースがあるが、全体としては若干マイナスという感じ。 ~

ファンケルのプレスリリース。良いものも悪いものも。まずは良いニュースで、自己株式の償却。

自己株式の消却に関するお知らせ

500万株の自己株を償却する。500万株は発行済株式数の7.1%。決して規模の小さいものじゃありませんな。償却後も390万株の自己株を持っているわけだが、これが増えて発行済株式数の10%を越えてくるようだと、また償却される予定。そういう資本政策になったというニュースも出ている。

利益配分に関する基本方針の変更に関するお知らせ

このリリースの中では、配当政策の変更も書かれていて、配当性向は40%とするとある。それって、今までより低くなる可能性があるって事ですか?前々期の配当性向は60%、前期は41%、今期予定は55%ですからね。

今期は増配です。

剰余金の中間配当(増配)および配当予想の修正に関するお知らせ

前期24円が今期34円なので、思い切った増配といえましょう。財務は強固で余裕があるので当然と言えば当然。配当性向40%っていう数字はいずこへ?まあ、正確には40%以上だからいいのかね。

それから、株主優待の改悪。

株主優待制度の一部変更に関するお知らせ

これは頂けませんな。1万円の優待を3千円に大幅カット。これまでファンケルの優待利回りは高くて8%を越えていた。配当を加味すれば総合利回りは10%以上。3千円では優待利回りが2.5%、配当利回りの2.8%とあわせて総合利回りは5.3%と激減。優待派にとっては魅力激減ですな。

あとは中間決算。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

業績は横這いですが、金は貯まってしかたない。化粧品屋さんはキャッシュフローが贅沢でどんどん金が貯まるビジネスですからねえ。だったら優待改悪なんてせこいこと止めてよねえ。

専門小売銘柄
ファンケル 株主優待 自己株償却

2008/11/10 00:12

歴史的暴落の2008年10月に大きく買い越す個人投資家

~ 外国人の売りを個人が吸収、暴落で長期投資に耐えられる水準まで下落したから。 ~

つい先日のニュースの際も書き込みしましたが、10月に口座開設した個人投資家が多いのに加えて、個人投資家は10月には1兆円に迫る買い越しを見せている。

なかなかやるじゃないですか。10月の歴史的暴落の局面で口座開設する個人投資家が急増し、しかも全体として大きく買い越し。この買い越しは外国人投資家の売り越しを吸収しているわけですな。

普通に考えて安すぎるから優良株を買っておけ、という長期投資戦略なのだろうけれど、まさに個人投資家に許される最大の武器ではないでしょうか。こういう場面でそれを使わないでどうするって感じですな。

しかし下記の記事にもあるように、そういうお金は積極的に上値を追っては行かないので、株価をぐいぐい上げていく力にはならない。最後は景気が良くなって業績数字が伸びて、大きなマネーが動き出さないとねえ。

2008/11/08 日本経済新聞 朝刊

株、個人の買い越し最高―10月、1兆円に迫る(景気がわかる)

 株式市場で「個人投資家」と「年金」が買い手として浮上してきた。歴史的な株安局面を迎え、長期的には割安な水準との判断から、下値を拾う動きが活発になっている。日経平均株価が月間で過去最大の下落率を記録した十月は個人が過去最高となる一兆円近い買い越しとなり、年金も買越額が十年ぶりの高水準となった。下げ局面で買いに動くこうした投資家の存在は、株式相場の動きを左右している。(1面参照)

 「キヤノンの二千円台はさすがに安いと思った」。十月下旬の急落局面で東京都の六十歳代の男性は買いに動いた。一九九〇年代に同社株を千七百円で買って長らく保有、五千円で売った経験がある。現在は業績の悪化が警戒されているが、長い目で見れば収益環境は好転すると考えている。

 主力株が歴史的な安値となり、投資の好機とみる個人が増えている。七日の東京証券取引所の発表によると、十月の個人の買越額は九千九百二十七億円と前月の四・七倍に急増。月間ベースでこれまでの最高だった九〇年三月(八千八百四十一億円)を上回った。  十月は大手ネット証券の口座開設数が九月の二倍になるなど「株式投資の経験がない新しい投資家が入ってきている」(大和総研の土屋貴裕ストラテジスト)。楽天証券では三年以上取引がなかった顧客が売買を再開する例も多い。

 年金の買いも活発だ。統計上は「信託銀行」となり、十月の買越額は一兆一千八百八十七億円に達した。九八年四月以来の高水準。特に公的年金の買いが多いとみられ、市場では「急落局面で買いに動く株価の下支え役」との見方が広がっている。企業の自社株買いも多く、事業会社も二千億円超を買い越した。

 一方、売りの主役は外国人。十月は一兆六百九十六億円売り越した。一―十月累計では一兆九千億円近い売越額で、年間で売り越しになれば八年ぶりだ。ヘッジファンドの換金売りなど世界的な金融不安の影響で日本株を手放す動きが加速した。統計上の「証券会社」の売りにも、先物と組み合わせた外国人の現物売りが多く含まれている。

 ただ個人や年金は上値を積極的に買う投資家ではなく、上昇相場のけん引役になりにくい。東京市場の売買の六割を占めるのは外国人。「外国人が買いに転じないと、株価の本格回復にはつながらない」との声は多い。

ちょっとニュース
個人投資家

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