アーカイブ: 2008年11月 9日

2008/11/09 23:11

英政策金利、欧州政策金利、スイス政策金利

~ ヨーロッパ各国の政策金利引き下げ。資金供給を急速に拡大。 ~

英中銀政策金利 3.0%

4.5%から150ベーシスポイント引き下げ。3%まで下がるのは1955年以来の53年ぶり。

欧州中央銀行政策金利 3.25%

3.75%から50ベーシスポイント引き下げ。10月8日に続き2ヶ月連続の引き下げ。

スイス国立銀行政策金利 2.0%

2.5%から50ベーシスポイント引き下げ。予想外の引き下げ。

統計・資料・調査
政策金利、英、欧州、スイス



2008/11/09 23:11

スルガ、原油価格が下がって利益回復するはず、高配当に高優待

~ 原価率の向上が期待できるはず、それまでは配当と優待でじっくり待てる。 ~

スルガの中間決算発表。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

200811087.jpg 売上は増えても利益が出ていないですな。原油価格の高騰で原材料価格が利益を圧迫しているのがその原因。ご存じの通り、原油価格は140ドル超えの高値から60ドルまで下落した。いずれこの恩恵はスルガに及ぶと考えるのが自然でしょうね。

ここまで、原材料価格が上がったからといって製品価格にそれを転嫁できなかったわけだが、スルガのビジネス的には仕方ない部分多い。売上の半分以上は100円ショップ向け。100円ショップは100円で売らなきゃいけないんだから、仕入値を上げるわけには行きますまい。100円ショップはもともと超薄利なわけで、仕入値アップなんてあり得ない。

逆にスルガはもともと超高利益なわけで、原材料価格の上昇は自分のところで吸収する力があるのだから、吸収しないわけにはいかない。

スルガの経常利益率の推移。

17%(2003年)→15%(04)→14%(05)→14%(06)→12%(07)→8%(08)→6%(09予想)

この経常利益の減り具合と、原油価格の上昇具合を比較すると、まさに逆相関にあるというか、利益は原料である原油価格に大きく関係があることが分かる。原油が下がった今、スルガの利益率も回復するんじゃないんですか。

100円ショップへの商品は値上げできないので、100円ショップ向けの売上比率は年々減少していますな。実際、短信には儲からない100円ショップ向けの販売や止めたとあります。そういう姿勢は好きですねえ。儲からないけど売上確保で売るってのは嫌いです。

100円ショップ向け売上割合の推移

67%(2001年)→79%(02)→82%(03)→61%(04)→50%(05)→50%(06)→48%(07)→47%(08)→45%(09中間)

100円ショップ向けの売上のうちだいたい50%は100円ショップ最大手の大創産業向け。

それ以外の、ホームセンターとかスーパーとか、雑貨屋とか、いろんなところで売られているプラスチック用品の売上を強化しているってこと。そういう商品は100円である必要はないので、比較的値上げもしやすく、仕入値=スルガの売値も上がりやすいんでしょうな。

200811088.jpg 財務は強烈に強いくて、利益は下がってもキャッシュフローはじゃぶじゃぶで金はたまる一方。配当は維持されると考えていいですね。配当利回りは5%を越え、優待利回りも5%を越えているので合計利回りは10%越えの高配当。優待は誰でもつかえるVISAギフト券。

PERは12倍。PBR0.4。現金同等物修正PBR1.1倍。

化学銘柄
100円ショップ スルガ 優待 原油 有望 高利回り

2008/11/09 23:11

日東電工、いずれ業績は回復する、それだけで十分かも

~ 株価はあまりに悲観的すぎる。20年ぶりの安値になれば黙って買う。 ~

日東電工の中間決算発表。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

とにかく、いろんな工業用材料、電子材料、機能材料を作っていて、ニッチ分野で首位品が多数あるということ。液晶は半導体が弱いし、景気はこれからますます悪くなるので業績はガクンと落ち込む事は分かる。

それ以上知らないし、考える必要もないでしょう。

いずれ景気が良くなる。いつかは予想も付かないけど。その時、日東電工の業績が回復することだけは確か何じゃないですか。

200811086.jpg 株価は前回の底値2001年の水準まで売られている。今期は50%減益の予想。株価は来期も50%減ぐらいを織り込んでいるのではなかろうか。それならいずれ1000円を割るのだろうか?そうなれば20年ぶりの安値になる。そこまでは行かなくても目をつぶって買うような水準になるんじゃないか。

ハイテク・IT・テクノロジー
半導体 日東電工 液晶

2008/11/09 23:11

藤和不動産、低い自己資本比率でも三菱地所の力がある

~ 9%の株主資本比率でも問題なく借入ができるのは三菱地所の子会社だから。 ~

藤和不動産の中間決算発表。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

ついに赤字に転落。通期でも赤字の予定。自己資本比率は9%まで低下。とにかく、マンションのを売っても利益が出ない。売れば売るほど損をする、までは行かないが、それに近いものがありましょう。いかに高値で土地を買っているのか分かるというものです。

三菱地所の子会社なので、まさか倒産はないと思う。いざとなれば三菱地所への第三者割当とか、三菱地所の債務保証付きで銀行借入とか、なんとかするでしょうね。

平成20年9月30日付けで、当社と三菱東京UFJ銀行をはじめとする6金融機関との間で、総額280億円のシンジケートローン契約を締結しました。当融資は、当社の新規マンションプロジェクト資金に利用します。

と短信に説明があるので、借入もなんなくこなせている様子。三菱地所という後ろ盾がなければ難しそうですなあ。

不動産・マンデベ・流動化
三菱地所 不動産 藤和不動産

2008/11/09 23:11

トリドールの資料からうどん市場の可能性を考える

~ うどんは1兆円市場で寡占がなく出店余地が大きい。成長の可能性は大きい。 ~

トリドールの中間決算発表は既に終わっている。説明会資料がでたので確認しておく。

平成21年3月期第2四半期決算説明会資料

200811081.jpg 特に興味を引かれるのはうどん・そば市場は1兆円規模だってところですね。1兆円市場はデカイ。比較としてハンバーガー市場が6000億円、牛丼市場が2200億円。いかにうどん・そば市場が大きいか分かると言えましょう。

あまり考えたことがなかったけれど、確かに街を歩けば、ハンバーガー屋や牛丼屋よりうどん屋・そば屋の数は全然多い。しかも、うどん屋・そば屋は個人経営の食堂がとても多いんですね。

その辺りも資料に載っていて、うどん・そば屋の大手3社の市場シェアが7%しかない。ハンバーガーは大手3社で96%、牛丼は大手3社で91%。既に満杯。うどん・そば市場でシェアを拡大する余地は計り知れないものがありますなあ。

200811082.jpg 店舗数でも同じ事が言える。牛丼は大手3社で全国に2500店舗、ハンバーガーは大手3社で全国に5800店舗。うどんはトップのトリドールが270店舗。出店余地は大きい。トリドールの独自計算では、1700店の出店は可能ということですね。

うどん・そばの強みとしては、年代・性別を問わずよく食べられるという店もありましょう。お年寄りがハンバーガー食べていたり、若い女性が牛丼食べていたりする事は少ない(最近はそうでもないかな)けれど、うどん・そばは年代・性別が関係ない。抵抗もない。そういうこともあって、市場規模が1兆円と巨大なのでしょう。

200811083.jpg トリドールに限って考えれば、トリドールの出店地域で一番大きいのは関西。これは人口規模・市場規模からして、いずれは関東が最大地域になるのは目に見えている。2倍ぐらいはへっちゃらですな。つまり、どんなに最低でも関東圏の店舗数は2倍はいける。もちろん、それだけで終わるはずもない。現在も関西、関東問わず全国でじゃんじゃん出店しているのだから。要は、出店余地は大きいのが分かる。

200811084.jpg 計画、というか出店イメージという言葉を使っているが、では2010年3月期に370店舗(前期比+37%)、2011年に490店舗(+32%)。店舗数にあわせて売上が増えていくことが予想できましょう。店舗増加率と同じぐらいの年30%ぐらいで増収していくイメージでよろしいのではないですか。うどんと天ぷら、にぎりめしぐらいしかメニューがないのでコスト管理も簡単で、利益も同じように伸びていくと予想。楽観的ではあるが、まあいい。

200811085.jpg 株価は決算発表翌日の30日、説明資料発表翌日の4日にはほぼ無反応。2日遅れて6日、7日と急騰。まだ出来高を伴っていないのでもう一段の上昇があって、直近高値の3110円が視野にはいるのではなかろうか。って、チャートはよく分からんです。外食企業では数少ない成長企業ですねえ。

外食・レストラン・居酒屋
うどん トリドール 外食 有望

2008/11/09 23:11

PLANT、下方修正の常連、今回は汚名返上なるか

~ オオカミ少年が本当のことを言えばインパクトは大きく株価は上昇しそう。 ~

PLANTの決算発表。

平成20年9月期 決算短信(非連結)

前期は終わったことなのでもういいとして、今期予想は大増益のEPS74円。株価は200円でPERは2.7倍。自己資本比率がたったの16%しかなく、財務がヨワヨワなことを考えても、2.7倍は激安ですな。

もし、っていう大前提がありますけどね。そう、もし予想業績が達成されるなら。もしEPSが本当に74円になるならば。

なりますか?ならないでしょうな。

PLANTは下方修正の常連。毎年毎年、期初には大幅な収益回復を計画し、何度も下方修正を繰り返して、結局は僅かな利益で年を終える。その繰り返しなわけです。さすがにオオカミ少年になっていて、今期予想を信じている人は誰もいないでしょう。

過去の大ほら吹きな数字を確認してみる。

2005年度

  • 期初予想 売上67500 経利850 純利445 EPS64
  • 通期結果 売上63800 経利420 純利301 PES44

2006年度

  • 期初予想 売上78000 経利550 純利290 EPS43
  • 通期結果 売上77500 経利80 純利3 PES0.6

2007年度

  • 期初予想 売上85000 経利300 純利160 EPS24
  • 通期結果 売上82500 経利479 純利-1136 PES-168

2008年度

  • 期初予想 売上84600 経利700 純利460 EPS68
  • 通期結果 売上83131 経利470 純利267 PES39

2009年度

  • 期初予想 売上90000 経利1000 純利500 EPS74
  • 通期結果 売上????? 経利???? 純利??? PES??

まさに嘘八百でやってきている。救いは、それでも売上はずっと増加してきていること。それだけは信用して、今期も増収を達成するのでしょうねえ。

じゃあ、やっぱり今期もオオカミ少年と言うことで、株価は低迷を続けるでしょうかね。それが難しいところ。

万が一、会社計画通りに業績が推移したらどうなるか?株はぐぐぐぐっと上がるでしょうな。嘘つきが本当のことを言うのだから、インパクトは大きい。僅かながら大儲けするチャンスがあるって事じゃないですか。

時々チェックしてみる価値はありそうですな。

専門小売銘柄
PLANT

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