アーカイブ: 2008年10月

2008/10/25 22:10

ストリームの株主優待

~ 株主優待利回りが4.3%、配当利回りが0.9%、総合利回りが5.1%。 ~

ストリームが株主優待を新設。

株主優待制度の新設に関するお知らせ

1株で3000円券を1枚もらえる。ECカレントは楽天市場では安いほうなので、何か検索するとよく出てくる。

株価は7万円なので優待利回りは4.3%。配当は600円で利回り0.9%。あわせて5.1%。昨年の2月に上場して以来下げ続けていた株価は漸く止まった感がありますな。PERも9倍とこなれてます。

優待好きで電気製品好きにはいいかもね。

株主優待
ストリーム 株主優待

2008/10/25 20:08

日本食品化工の上方修正、トウモロコシ銘柄

~ とうもろこしの値下がりで恩恵を受ける銘柄。飼料各社も同じ。 ~

日本食品化工の大幅な上方修正。

平成21年3月期第2四半期累計期間及び通期業績予想の修正に関するお知らせ

中間の数字。売上339億→360億、営業利益7億→20億、経常利益6億→19億、純利益4億→11億、EPS15.44円→42.67円。

通期の数字。売上651億→687億、営業利益6億→27億、経常利益4億→25億、純利益3億→14億、EPS10.57円→54.86円。

修正幅の大きさが分かりましょう。

前期比では、売上+24%、営利6.3倍、経利10.7倍、純利5.5倍、EPS5.5倍。まあ、前期は業績が思いっきり落ち込んだので、比較しても仕方ない。しかし、過去10年で最高の売上、利益を上げることになる。

この会社は飲料向けに糖化品を作っている。簡単に言えば飲料用の砂糖。今夏は猛暑で飲料が売れたって事もあるが、一番大きいのは値上げと原料価格の下落。

糖化品の原料はトウモロコシだけど、知っての通りトウモロコシ価格はコモディティバブルで爆発的に騰がった。そのバブルははじけ、今はずいぶん安くなっている。このトウモロコシの値下がりは、即原料価格の下落には結びつくわけではなくて、時間差を伴う。だから、中間業績の上方修正には原料価格の下落は含まれていないとみて良かろう。

トウモロコシを使う会社としてはやっぱり飼料会社をまずは考えたいですな。

飼料各社の業績は悪いけど、これは原料高を製品価格に転嫁できていないため利益率がかなり低下しているため。トウモロコシ価格は下落したし、値上げも少しずつ通っていくのでいずれ利益は回復してくると言えましょう。

食品・飲料・日用品
コモディティ トウモロコシ 日本食品化工 飼料

2008/10/25 19:07

サイト売買サイトを買収するGMOインターネット

~ 売られているサイトの価格は本当にそれだけの価値があるのか難しい。 ~

Webサイトの売買がどれぐらい盛んなのか分かりませんけど、そういう売買を仲介するサイトは結構ある。サイト売買実績No1を謳っているのはSiteM&A.jp。このサイトをGMOインターネットが買収する。

Webサイト売買事業に係る事業譲受けに関するお知らせ

SiteM&A.jpの売上規模などはプレスリリースには書かれていない。SiteM&A.jpを運営するのは株式会社バトラァーズ

売りに出されているサイトは大量にあるわけだが、一番安いもので40万、最高値は1億5千万円。その内容をちょっと見てみる。

40万のサイトは特定のコンタクトレンズ販売+海外個人輸入代行サイトで、コンタクトレンズの通販+海外個人輸入代行サイトへのリンクと言う内容。

まず不思議なのは、コンタクトレンズは医療機器で、医師の処方箋がないと買えませんな。で、よく分からないけど、コンタクトレンズを売るのはその処方箋を見て売るわけだから、それなりの資格が必要ではないのか?薬剤師みたいな。

しかし、このサイトにはそういう説明はない。コンタクトレンズ販売店へのリンクなどでアフィリエイトってことなんだろうか?しかし、月間売上が63800円で、月間経費が50100円、粗利は25%弱です、って説明があるんだから、直接コンタクトを売っていると思われますなあ。

まあ、そういう所は気にせず、とりあえずはこのサイトを買った人はコンタクトレンズを売ることができるとしましょう。

それと海外個人輸入代行のアフィリエイトで、売上の20%が報酬になるという。

で、結局、このサイトを40万で買ったら儲かるの?これが投資家としては一番気になるところですな。

説明によれば、コンタクトの利益が2万5千円、個人輸入代行アフィリエイトの利益が2万円、合計4万5千円の利益がある。サイトは40万だから9ヶ月で回収できる。

しかもこのサイトの更新等にかかる時間はあまり必要なくて、商品(コンタクトレンズ)の入れ替え作業ぐらいだという。コンタクトレンズは毎週とか毎月新しくなるものでもないのだから、1年に数回ぐらいの頻度なのか。

ショッピングカートを使っているので、受注作業は自動だし、受注メールなども当然自動化されていましょう。それじゃあ、後は発送業務ぐらいしかない。商品を箱に詰めて送る。めちゃくちゃ楽そうですな。

サイトはPerlで作られているので、Perlの知識は必要でしょう。

なんかボロ儲けじゃないですか?とてーも儲かる話に聞こえるんですがね。というか、本当にここに書いたとおりならズバリ買いじゃいないですか?だけど、そんな儲かるサイトがあれば、なぜ売っちゃうんでしょうか。あと10ヶ月間は今の売上、利益が維持できそうにないのか?しかし、サイトの開設は今年の3月。あと10ヶ月も持たないほどサイトの寿命は短いのか?

ということで、実際買ってみたいと何とも分かりようもない。興味がある人は是非。。。

1億5千万円の占いポータルサイトはもう面倒くさくなったので詳細割愛。

消費者サービス
GMOインターネット アフィリエイト サイト売買

2008/10/25 19:07

混乱に乗じて嘘を付くのは人の性?

~ 食べてもいないピザを食べた嘘付いて返金してもらうとはねえ。 ~

サイゼリヤのピザにメラミンが混入していたという問題のその後。予想通り、強者がいるものですなあ。

2008/10/24, 日本経済新聞

サイゼリヤのピザ返金、1日200―300万円、100店以上に苦情。

 メラミンを含んだピザを販売していたサイゼリヤが、ピザを食べた人への返金作業を始めた二十一日以降、一日あたり二百万―三百万円程度を顧客に返していることが判明した。返金を求める客は一店平均で一日六人訪れており、百店舗以上の店に苦情が来ているという。

 サイゼリヤは九月二十五日から十月二日の間に東日本の店でピザを食べた客を対象に、代金の返還を進めている。期間は十月二十八日まで。対象期間中に販売したピザ数量は最大二十一万六千枚で、同社は返還額は八千万円程度になるとみている。

 レシートなしでも返金に応じるため、一部の店には「ピザを二十枚食べた」といった申告をする消費者もいるという。

 同社は店の販売記録と照らし合わせ、確認がとれない場合は返金を断っている。

ちょっとニュース
サイゼリヤ メラミン

2008/10/24 01:01

コシダカがカーブスをベンチャーリンクより買収

~ 業績インパクトは大きそうだが、買収費用はどうするのか。まさか新株? ~

コシダカがカーブスをベンチャーリンクから取得。

当社子会社による株式の取得(孫会社化)に関するお知らせ

もともとコシダカは規模は小さいながらもカーブスのフランチャイジーで7店舗を運営してきた。今回は、カーブスの全株式を取得するので、8月末時点での277店全部を手に入れるわけです。

カーブスの2007年12月期の売上は48億、営業利益4億、経常利益4億、純利益3億。2008年12月期の業績予想は、売上41億、売上総利益14億、営業利益2億。コシダカの2009年8月期の業績予想は、売上170億、営利8.8億。カーブスの比率は、売上で24%、営利で23%。インパクトは大きい。

カーブスの取得価格は20億円。総資産が20億以上あるのでのれん償却はないはずで、業績へのマイナスインパクトはなし。OK。買ったはいいけどうまく行かず減損という可能性はあるけどねえ。

買収金額の20億をどうやって用意するのか?現金は8億しか持っていない。他に金目のものはない。単純に20億の借金をすれば、株主資本比率は40%から29%に低下する。カーブスの資本金は1億と少ないので無視。現在の総資産が57億なので20億はでかい。新株発行するのか?いや、株価は新株発行には安すぎる水準だ。まさかこれで新株発行したらエグイ。

カーブスの店舗数は全国672。2005年にベンチャーリンクが立ち上げたとき、日本全国津々浦々2000店にするとぶち上げたけど、ほら吹きベンチャーリンクらしく全然実現していない。

コシダカの2008年8月期決算については先日のエントリーの通り。

その内容+今回のカーブス買収で、個自適には非常に気になる会社となった。株価は無反応。マーケットはプラスともマイナスとも思っていのか。それとも小粒企業なので機関は投資しないし、個人は気づいていないのか。それとも全体マーケットがこんな状況だから上がるわけもないのか。

いずれカーブスを連結での業績予想を発表するだろうけど、その時の反応も見てみたいですな。

消費者サービス
カラオケ カーブス コシダカ ベンチャーリンク 有望

2008/10/24 01:01

アメリカ、新規失業保険申請件数

~ 新規失業保険申請件数の上昇は止まらない。絶対数もとても高い。 ~

アメリカ、新規失業保険申請件数(10月18日までの週)

結果 478千件、 前回 463千件(461千件から修正)

統計・資料・調査
アメリカ 新規失業保険申請件数

2008/10/24 01:01

ライトオンと西松屋の月次数字

~ どちらも順調に推移。激下げマーケットで株価も堅調と言えそう。 ~

アパレル小売の月次等をまとめて確認。

ライトオンの10月

月次売上高前年比情報に関するお知らせ

前年同月比で、全店が108.2%、既存店が101.4%。8月決算なので、ここまでの2ヶ月では全店109.9%、既存店103.6%。

順調といえましょう。株価も順調。要チェック。

西松屋の10月

平成21年2月期前年比速報(10月度)

前年同月比、全店103.2%、既存店96.8%。こちらも順調といえましょう。株価についてもライトオンほどではないにせよ、今の激下げ相場では順調。要チェック。

アパレル・ファッション銘柄
ライトオン 月次 西松屋

2008/10/24 01:01

シダックスの優待改悪?改善?

~ 内容は改善されているけど金額は改悪されている。差引マイナスか。 ~

シダックスの優待変更のお知らせ。

株主優待制度の変更に関するお知らせ

今までは1050円のカラオケ割引券を年間30枚(31500円分)くれた。これからは、525円の割引券を5枚(2625円分)しかくれない。

金額的にはものすごい改悪ですな。ただ、これまでの優待はルーム料金のみに使えたわけだけど、新しい優待は飲食代金にも使える。ほとんどの場合、カラオケボックスで飲食するだろうから、使い勝手はかなり良くなりますね。

全体としてはやっぱり改悪と言うことになりましょう。

シダックスの配当金は1500円。利回りは4.6%。優待利回りが8%。合計12.7%。ヤフオク売却利回りも8~9%はあるはず。かなりの高配当利回り。株主資本比率は低いけど、配当は継続されそう。

株主優待
カラオケ シダックス 優待

2008/10/24 00:12

金融危機、落日ビッグ3に痛撃 創業90年GM工場閉鎖

~ GMが潰れれば街が消える。時価総額以上にインパクトは大きい。 ~

今や三菱自動車よりも時価総額の小さくなってしまったGM。株式市場的にちっぽけな会社がなくなってしまってもインパクトはないけど、そこで働く人の多さを考えるとGMはやっぱりきょだいなんです。そういう状況を物語る朝日新聞の記事。

朝日新聞 2008年10月23日

金融危機、落日ビッグ3に痛撃 創業90年GM工場閉鎖

 米国の北東部、五大湖にほど近いウィスコンシン州ジェーンズビル。人口6万人のこぢんまりした街を走ると、「GM」と書かれた灰色の煙突が見えてくる。ゼネラル・モーターズ(GM)にとって、1919年から操業を続けた最古の工場だ。敷地には古ぼけた線路が走る。

 今月13日、予定より2年ほど早く、12月下旬の閉鎖が決まった。全従業員1300人が解雇される。7月にやはり同じ人数が解雇されたばかり。大恐慌の10年前、第1次世界大戦後の好況のなかで開業した工場は、「100年に1度」の危機とともに消える。

 GMは日本車との競争やガソリンの高騰で、大型車を中心とした販売不振が続いていた。そこへ、金融危機で資金繰りが急速に悪化。リストラを余儀なくされた。この工場でも大型SUV(スポーツ用多目的車)を生産してきた。

 部品会社の工場も相次いで閉鎖が決まった。市内の部品工場で働くクリスさん(41)は16日、職場で上司から12月下旬の解雇を告げられた。中国製品との競争におされる家具業界から転じて、3年。「こんなに早く首を切られるなんて」

 市によると、GMの工場閉鎖で市内の就業者の6%に当たる2千人以上が職を失う見通しだ。工場の閉鎖は地域に大きな影響を及ぼす。米自動車工業会によれば、自動車産業には米国の労働者の10人に1人が関係する。米政府は9月末、総額250億ドル(約2.5兆円)の低利融資の保証を決め、救済に乗り出した。

 だが、資金繰りをしのげても、見通しは明るくない。米調査会社JDパワーによると、08年の米国の新車販売が前年より16%減の1360万台の見通し。92年以来16年ぶりの低水準で、09年にはさらに40万台減ると予想。2年で、世界5位の自動車大国である英国一国分を上回る販売台数が消えてしまう。

 ミシガン大交通研究所のブルース・ベルゾウスキ副所長は「米国市場の回復が遅れれば、(このままでは)ビッグ3のいずれかは2年以内に資金が足らずに経営破綻(はたん)する可能性が高い」と指摘する。

 大規模なリストラを繰り返すGMは6月末時点で570億ドル(約5.7兆円)の債務超過。社債の格付けは「投資適格」とされる水準を下回る。それでも何とか持ちこたえてきたのは、「カネ余り」に沸く米金融市場の恩恵に負うところが大きかった。リスクは高いが「高リターン」を狙う投資家の購入意欲が旺盛で、カネが回った。その循環がほころび始めた。

 金融危機と市場の縮小が、ビッグ3を業界再編へと駆り立てる。GMとクライスラーとの合併交渉は、近く結論を迎えるとみられている。フォードも保有するマツダ株の一部の売却を取引先などに打診し始め、金融危機の余波は業界構図を変える勢いだ。

200810232.jpg

 世界の自動車業界をリードした「ビッグ3」は80年代以降、日本車の台頭など国際化の荒波にもまれ、米国という一地域の代表にすぎない「デトロイト3」と揶揄(やゆ)されるまで地位を下げた。今回、大手2社の「デトロイト2」まで追いつめられつつある。

 「『デトロイト病』は、製造業が疫病にかかっていることを示している」と、今月10日の米紙ワシントン・ポストは警告した。すでに金融とITなどソフト事業中心に移った米経済だが、ビッグ3の落日は米国の伝統的な製造業の「終焉(しゅうえん)」を示唆している。(ウィスコンシン州ジェーンズビル=寺西和男、ニューヨーク=丸石伸一)

マーケットの歴史
GM 自動車

2008/10/22 22:10

SUMCOの下方修正と太陽電池メーカーの業績

~ シリコンウエハーの需給が緩めば太陽電池メーカーにはプラス。 ~

SUMCOの下方修正。

通期業績予想の修正に関するお知らせ

半導体関連企業の業績は悪いので、SUMCOも厳しいことは分かっていたけど、いざ具体的な数字として出されるとインパクトがある。

受注の急減と販売単価の下落。単価は10%以上マイナスの模様。半導体向けがボロボロで、太陽電池向けは好調。

ここ何年もシリコンウエハーは値上がりをしてきた。世界的に景気や良くて半導体の需要が強かったし、太陽電池向けの需要が急拡大したからですね。どんどん値上げしても売れて需給はタイト。

これは、原料になる多結晶シリコンが不足たのが一番の原因で、多結晶シリコンメーカーのトクヤマなんかは毎年20%も30%も値上げして儲けていた。

この状況が崩れるとどうなるのか。半導体関連はどうでもいいんだけど、太陽電池関連がとても気になる。

需給が極端にゆるむのだから、多結晶シリコンウエハーの値段は下がるはず。セルメーカーの原価率が改善につながる。同時に、セル価格も下がるか、下がらないか。下がらないならセルメーカーの利益は当然アップする。

やっぱりこのあたりを気にかけて見ていきたい。

新エネルギー・環境
SUMCO シリコンウエハー 多結晶シリコン 太陽光発電

2008/10/22 22:10

サイゼリヤのピザにメラミンが混入

~ 具体的な損失額より、ブランドやせっかく伸びてきた売り上げへの影響が問題。 ~

サイゼリヤのプレスリリース。何かと話題のメラミンがピザに含まれていた。

微量メラミン検出報道について

業績への影響が気になるところだけど、サイゼリヤは大きな影響は見込んでいない様子。 本件による業績への影響は僅少と見込まれますが、影響がわかり次第お知らせいたします。

日経新聞によれば、

問題のピザを食べた客への返金額は八日間の販売額に相当する約八千万円と見込む。(中略)同社はレシートを持たない客についても返金する方針で、返金額は販売金額以上に増える可能性がある。

仮に8千万だとすれば純利の2%。レシートを持っていない人がぞくぞくと嘘を付けばもっと大きくなるので、どれだけ嘘つきがいるのかが勝負かと。

一番の問題はその具体的な損失額ではなくて、これがブランドを傷つけ、客足が遠のくことですな。サイゼリヤは不景気のさなか元気な外食企業だっただけに、こういうことでつまずくのは残念で仕方ないね。

サイゼリヤの月次

外食・レストラン・居酒屋
サイゼリヤ メラミン

2008/10/22 22:10

ジーンズメイトの月次数字

~ 引き続き苦しい数字が継続しています。 ~

ジーンズメイトの2月月次数字。相変わらず厳しい。とりあえず確認だけ。特にコメントもないですな。

2009年2月期 前年比速報

アパレル・ファッション銘柄
ジーンズメイト 月次

2008/10/22 21:09

ローン返済、突如倍増 アイスランド、円建て人気裏目

~ 朝日新聞の記事。サブプライム問題から始まった今回の金融危機・信用収縮は、国さえも... ~

朝日新聞の記事。サブプライム問題から始まった今回の金融危機・信用収縮は、国さえも破綻させた。もちろんその国に住む人は破綻したのと同じこと。朝日新聞の記事が読みやすい。せっかくなので全文コピー。

朝日新聞 2008年10月22日

 家や車のローンの毎月の返済額が急に倍になる――。悪夢みたいな話がアイスランドでは現実になっていた。

 レイキャビクの高校教師、アウスディスさん(47)は2年前にアパートを買った。子供が5人なので広めの約200平方メートル。そのローン返済額が今年初めは月11万4千クローナだったのに今は22万クローナなのだ。

 実は資金を「日本円」で借りた。それがつまずきのもとだった。

 バブル経済で同国通貨クローナは金利が高いうえ、返済額が物価の上昇率に応じて変わる独特の制度もある。それに比べ円はずっと低金利だし、この国のインフレにも振り回されない。返済は円での定額を毎月のレートでクローナに替えて払う。「為替の変動が多少あっても割安」になるはずだった。

 ところが、この春ごろから下落気味だったクローナは金融危機で暴落。ついに1クローナが約1円と年初のほぼ半分の価値に落ちてしまった。

 手取りで26万クローナの月給のほとんどがローン返済に消えるはめになった。生活は大工の棟梁(とうりょう)である夫の収入頼み。

 「通勤は車から燃料代のかからない自転車にかえました。休暇の家族旅行も当分中止」とため息をつく。

 レイキャビク郊外の高級車販売店。経営するルナール・オラフソンさん(36)によると、ここ4、5年は客の9割以上が円などの外貨ローンを利用していた。客が購入を決めると一緒にコンピューターの前に座り、銀行系ローン会社のサイトにアクセスする。提供される各種ローンの中から選んでもらいクリック。

 「人気が高いのは円だった。クローナの金利は2けた台。それが円だと4%ちょっと。ほとんどの客が円を選んでいたよ。だれも日本のお札なんて見たことないけどね。これからは僕も落ち目だな」

と彼もため息。

 一国の経済がバスタブの湯だとすれば、政府や中央銀行は熱湯や冷水を出して湯加減を保つ蛇口。ところが、アイスランドではバスタブがいつのまにか巨大な海に変わっていた。

 過熱した経済によるインフレを抑えようと中央銀行は自国通貨の金利を上げる。今年10月はじめには15.5%にまでなっていた。しかし人々は中央銀行の規制から自由で低金利のまま流入する外貨でローンを組み消費を続ける。世界の金融市場という海のなかで、アイスランドの小さな蛇口は意味をなくしていた。

 中央銀行によると、外貨ローン利用はこの4年間で急増。04年1月は家計の借金のうち4.5%だったが、08年には3月の時点で23%に。クローナ暴落で、外貨による借金の重みはさらに増す。

 73年まで世界銀行が「途上国」に分類していた小国は、80年代から経済のグローバル化の波に乗ろうと大胆に規制緩和を進めた。舞台が広がり外資も流れこんだ。次々と内外で注目される企業が輩出。06年には専門家らが首相に対し、「国際金融センターとして理想的。さらに条件整備を」という野心満々の提言さえまとめた。

 気がつけば1人当たり国内総生産(GDP)は世界トップクラス。07年には国民の幸福度を示すともいわれる国連開発計画(UNDP)の人間開発指数で第1位に輝く。

 ただ、その陰で経済は「規制緩和が産みだした巨大な怪物」(ビフロスト大学のエイリクール・ベルグマン教授)と化していた。英国などで自国の人口より多い預金者を獲得したり、日本でサムライ債(円建ての債券)を発行したりして巨額の資金を集めた銀行の資産は合計でGDPの10倍。何か起きれば政府の手に負えない規模に膨らんだ。そこへリーマン・ブラザーズの経営破綻(は・たん)。万事休した。

明日からどうなるか。通貨下落が続き、失業は増え、物価は上昇し、給料はカット……。グローバル化がもたらしたサクセスストーリーはホラーストーリーに変わった。

 02年に首相経済顧問を務めたアイスランド大学のギュナール・ハラルドソン経済学部長は「私たちは自身の成功の犠牲者かもしれない」と嘆く。首都の中心街の高級店やしゃれたレストランはまだ営業を続けている。だが、いつまでもつか。最も幸せだった国から突然、人々の夢がごっそりと消えてしまった。(レイキャビク=大野博人)

     ◇

 〈アイスランド〉 北海道よりやや広い約10万平方キロの国土に約30万人が暮らす。漁業国だが、80年代以降、経済の規制緩和を積極化。特に資本の移動の自由化、金融機関の民営化や通貨クローナの変動相場制への移行など金融部門の規制緩和を機に、経済成長を遂げた。06年までの10年で国内総生産(GDP)は2倍強に。1人当たり5万ドルを超え、3.4万ドルの日本を上回った(06年)。日本への輸出はシシャモなど水産物が中心で、日本からの輸入の多くは乗用車。

 欧州連合(EU)未加盟だが、経済分野にかかわる欧州経済領域(EEA)には参加。非武装で、北大西洋条約機構(NATO)加盟。

マーケットの歴史
アイスランド サブプライム 信用収縮

2008/10/22 21:09

ぐるなびはグルメサイトのデファクトスタンダード

~ 居酒屋チェーンはぐるなびを使わざるを得ない状況になりつつあるよう泣きがする。 ~

ぐるなびの上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

グルメサイトのデファクトスタンダードになった感がありますな。(デファクトスタンダードって最近は使わなくなった。)特に、チェーン展開する居酒屋とかにとっては必要不可欠な営業ツールでしょう。

居酒屋はどこも厳しい。既存店は良くて微減、ほとんどの場合それなりにマイナス成長。新店をドンドン出して売上を伸ばすしかない。どこのお店も考えることとする事は同じ。みんなが広告を出しているぐるなびに自分だけ出さないわけにはいきますまい。

それに一度広告を出したら止められない。ぐるなびでプリントアウトできる割引クーポンを使うお客さんも多いはずで、広告を止めたらそのお客さんがいなくなってしまうのではないかという恐怖感は強いはず。

ぐるなびを見れば分かるけど、一番目に付くのは居酒屋。特に大人数系。宴会の幹事はぐるなびを使ってお店を探すことも多いんじゃないだろうか。大人数のお客ほどありがたい商売はない。となればやっぱりぐるなびは外せない。

景気が悪くなればなるほど、人の入りが悪くなれば悪くなるほど、集客に費用をかける必要があるのが居酒屋チェーン。

まあだいたいそんな流れでしょうか。

増配するのも好感が持てますな。

平成21年3月期配当予想の修正に関するお知らせ

ビジネスサービス
ぐるなび 有望

2008/10/22 21:09

総合メディカルが中間決算を発表

~ 調剤薬局事業は堅調、ジェネリックはどれぐらい伸びているのか知りたい。 ~

総合メディカルの中間決算発表。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

決算短信より説明資料の方が分かりやすい。

2009年3月期第2四半期累計連結業績概要

事業別では調剤薬局が一番気になる。出店5、退店3、店舗数255。既存店+1.7%。薬剤収入+4.4%、技術料収入+1.7%。営業利益率8.2%→7.2%。原価率の悪化が一番大きい。人材積極採用で販管費も増加。処方箋枚数+1.5%。処方単価+2.2%。

どこの調剤薬局でも事業環境は同じ。いかにうまく経営するかにかかっている。そんなの製造業でもどこのサービス業でも小売業でも同じでしょ、って言われそう。そりゃそうなんだけど、調剤薬局は商品は同じ、サービスも同じ、売り方も同じ、陳列方法も同じ、と同じ事ずくめ。

どれだけ上手にマネージメントするか、規模を拡大して仕入値を下げるか、IT化などを進めて効率化するか、人材を確保するか。そういう経営が全てだと思うわけです。

とりあえず総合メディカルは順調と言えましょう。

ところで、ジェネリックの割合がどこまで高くなっているのか気になる。

医薬品・医療品・調剤薬局
ジェネリック 総合メディカル 調剤薬局

2008/10/22 21:09

神戸物産の上方修正は意外でした

~ 食の安全がこれだけ言われている中での業務スーパーの好調さは不思議。 ~

神戸物産が上方修正を発表。

通期業績予想の修正に関するお知らせについて

上方修正とは言うものの、前期比では大きく減益。売上こそ微増だけど、利益は苦しい。そういう状況でも、上方修正は意外でした。

神戸物産の展開する業務スーパーへ行った経験がある人は分かると思うけど、確かに売っている物は安い。基本的に、ナショナルブランドも安いし、プライベートブランドも安いし、見たことのない商品も安い。この安さが全てと言えるのが業務スーパーですな。

今は何かにつけて食の安全の時代。そりゃあねえ、これだけ危ない物を食べさせられているわけだから、誰でも疑いの目を持つことになりますね。だから、中国を筆頭とするアジア諸国で作られた食品は特に敬遠されている。

確率的に考えると、数十万か数百万か分からないけど、沢山ある中国産の食品の中で、国の定めた安全基準を満たさないのは僅かなわけで、0.0何とか%という数字のはず。ほとんどの食品は一応安全。けど、その僅か%に当たったときが大変だから疑ってかかるわけですな。

もっと言えば、国産品だって中国製品と同じぐらい信じられないニュースを連発している。確率的には変わらないような気もするが、統計があるわけではないので何とも言えない。

何かあった場合に、国産の方が健康被害が小さい傾向はあるように思う。中国産だと真剣な健康被害が出るけど、国産の場合はそこまで酷いことはない、というような。これも、そういう感じがするだけで、数字では分からないので思いこみである。

話がそれてきたけど、そういう食の安全意識が高まっている。で、国産品、名前の良くしれた大手メーカー品、生産者の顔が見える物、に消費者は流れている。(それが心理的に安心なだけで、実際には意味がないかもしれないといのは上記の通りだが。)値段は多少多角でも安心安全(だと思いこんでるだけかもしれない)なものを選ぶ。

そこで、神戸物産の業務スーパー。ここは見たことのない安い食品がとても多い。ほとんどは中国などのアジア産。精肉なんかも見た目がとても悪い(と個人的には思う)。

食の安全志向から一番避けられそうなんです。それが今回の上方修正だったから個人的には意外感を持ったわけですね。

世界的な原材料価格の高騰により食料品に対する値上げが相次ぐ中で、業務用食品スーパーをうまく利用することで賢く節約ができるとの考え方が主婦層の中で広がりを見せ

結局、値上げが苦しいわけです。ちょっと怪しそうだけど、実際はほとんどのものは安全基準を満たしているのだから、理屈に合わない感情的な判断はやめて安い物を買うんだ、って人が多いって事ですな。。。。いやいや、そんなことあり得ない。そんな風に考えられる人は絶対多くない。

そんな人ばっかりだったら株式市場で儲かる人ばっかりですよね。

専門小売銘柄
業務スーパー 神戸物産


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