アーカイブ: 2008年10月28日

2008/10/28 23:11

日清ホールディングで気になるのは農薬混入の影響

~ 業績修正、原料価格の下落、値上げ、そんな事より今は食の安全。 ~

日清ホールディングスの上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

上方修正とはいっても、前期比ではマイナス成長。見方によっては横這い。

売上が減額修正されたのはちょっと意外だった。値上げが確か4月か5月にあって(その後もう一回あったかな?)、値上げした月と翌月は売上がガクンと落ちていることは既に発表資料で確認済み。その後、消費者は値上げの痛みを忘れるか、忘れないでも慣れてしまうのでまたラーメンを買い始めて、売上は元に戻った。

そういう事で、売上はほぼ横這いぐらいは期待できたが、前期比でそれなりに減収。予想以上に消費者の節約指向は強いですなあ。

一方、利益はずいぶんプラス。もちろん値上げによる原価率の改善がもろに効いているわけだが、値上げでこんなに儲かるなら売上が減ってももっと値上げして利益率を高めればとか思ってしまう。それで一時的に利益が郡と上がるのは間違いない。がしかし、そんな無茶したらいずれラーメン需要は尻つぼみになって自らの首をしめることになりましょう。

通期の修正は今のところ無し。

気になるのはやっぱりカップヌードルへの殺虫剤混入の影響ですな。カップヌードルと防虫剤なんかを一緒においておくと、臭いが移るという。そういう苦情がずっとあった。そして、臭いが移ったレベルではない薬剤の混入。工場でちょんぼがあったとは思えない。事件じゃないのか。

業績への影響が気になる。やっぱりこういうことがあるとカップラーメン買わなくなりますか?個人的には気にしない、というか、工場での混入はないと思っているので大丈夫と考えるけど、世間の人はそうは考えないだろうかねえ?

株価は暴落しているので影響ありと読んでいるのか?マーケットがこんなんだから、少しでもネガティブなニュースには株価は反応しすぎるので、ただ過剰反応だけなのか?つい先日、ピザにメラミンが入っていたサイゼリヤの株価はストップ安からそれなりに戻しているので、同じ流れにならないか。

食品・飲料・日用品
ラーメン 日清ホールディング



2008/10/28 23:11

クスリのアオキの月次で調剤薬局業界を確認する

~ 調剤部門は全店、既存店共に順調に推移していることが分かる。 ~

クスリのアオキ、10月月次の数字を確認。

平成20 年10 月度 月次営業速報に関するお知らせ

ドラッグストアとしては興味がない。ドラッグストアは今後ある程度の規模がないと生き残れないと思っている。クスリのアオキはとてもじゃないけど生き残れる規模ではない。しかしイオン系なのでいずれ他のイオン系ドラッグストアに吸収されて丸く収まるのではないかな。

興味があるのは、調剤薬局部門がどうなているか。全店、既存店とも売上は順調に推移。前年同月比で、全店は114.6%、既存店は113.5%。

調剤料とか薬価の引き下げがあるので、利益がどこまで伸びているかは、いかにうまく経営するかにかかっている。別にクスリのアオキに興味があるわけじゃないので、そんなことはどうでもいいんですな。

大切なのは、クスリのアオキの調剤薬局が好調なのだから、大手の調剤薬局の売り上げは少なくとも同様に好調と判断しても良さそうと言うこと。アインファーマシーズとか日本調剤ですな。

とりあえず、調剤薬局業界はじわじわ成長している。

医薬品・医療品・調剤薬局
イオン クスリのアオキ ドラッグストア 調剤薬局

2008/10/28 23:11

タカラレーベンとアーネストワン中間決算

~ 何となく信頼感のあったアーネストワンも赤字に転落。 ~

タカラレーベンとアーネストワン。

タカラレーベンの中間決算。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

減収減益ではあるものの、黒字を確保してはいる。減損がほとんどないので、これからドカンと来るのか、減損しないのか、それとも本当に減損すべき不動産を持っていないのか。タカラレーベンだけが飛び抜けて不動産の目利きに優れているわけでも無いのだろうから、減損はあるべきでしょうな。

アーネストワンの下方修正

業績予想の修正に関するお知らせ

巨大な減額で赤字転落。売上の修正は小さいけど利益の修正幅は大きい。その理由は2つ。

売れないので販売価格を下げたこと。分譲戸建てにしてもマンションにしても、値引きの広告ばかりが目に付くこの頃、販売価格を下げているのは何もアーネストワンだけではないですねえ。販売価格を下げても計画していた売上戸数には届かず。苦しいですな。

完成在庫に引当金を積んだことも減額の理由。完成在庫はいずれ大きく値引きして売るしかないのだろうから、まあ引き当ては当然といえましょう。完成していない在庫は減損とかしていないのか?

大赤字で無配転落。

平成21 年3月期 配当予想の修正に関するお知らせ

なんとなくアーネストワンは堅調に推移してくれそうなイメージがあったが、やはりイメージでしかない。どこの不動産屋も同じですな。あと、ゴールドクレストは堅調にやってくれそうなNo1だけど、さてどうでしょうねえ。

不動産・マンデベ・流動化
アーネストワン タカラレーベン マンション 不動産

2008/10/28 01:01

2004年と2008年のマンションは同じ状況なのか

~ 不動産ファンドがマンションの買い手として機能していない事以外は同じ。 ~

日経NBオンラインのこの記事。2004年3月15日のものが再掲されているのだが、まさに今のマンションマーケットと同じじゃないですか。

マンション大異変、驚愕の新築物件投げ売り現場を行く

途中まで読んで、あれ?2004年の記事はどこかで終わってたかな?途中から今の話しになったかな?というように感じて、区切れを探して前ページに戻った。それだけ、この話が今の不動産マーケットに似ているって事ですな。

ひとつ大きく違うのは、当時は不動産ファンドが有力な買い手だったこと。今、不動産ファンドは虫の息でそんな余裕はさらさら無い。

で、記事の最後の法に、「マンションの2005年問題」というセクションがあって、2005年~2006年のマンション大量供給で需給が悪化し、大量の在庫が残ってしまうという予想というか噂をまとめている。

実際にどうなったかと言えば、そのころマンデベ各社は我が世の春を謳歌していた。

ってことはだよ、それを今に当てはめれば、2010年か11年以降ぐらいからマンションは上向くことになる。果たしてどうなるでしょうかな。

マーケットの歴史
ファンド マンション 不動産

2008/10/28 01:01

バンクテック、書類をアナログからデジタルへ変換

~ こんなに好業績で見通しも明るいのに株は安い。要調査。 ~

バンクテック・ジャパンってなんの会社ですか?いままで見たこともなかったが、ブッちぎりの好決算を出しているじゃないですか。

平成20年12月期 第3四半期財務・業績の概況(非連結)

アナログ書類を画像処理してデジタル書類にする事業ですね。こんな流れはもうずっと続いているとなにげに考えていたが、そのためのハードやソフト、システム、ワークフロー、コンサルティングなどを行っている。時流に乗っていると言えましょう。

確認や審査、情報管理、そういうことはJ-SOX法なんかもあってどんどん厳しくなるわけだし、効率化の観点からも書類のデジタルかは進みますな。

そういうビジネスモデルを別にしても、業績の伸びは凄まじいですねえ。MBOした2002年から数年は売上、利益が伸びていないが、これはMBO後の体制を整える部分であったり、アメリカ・バンテック社との契約に関わる費用消却が大きかったのがある。

受注残は豊富。月次で売上、受注、受注残を公表しているので業績の見通しがはっきりしているのが良いですね。

月次売上高・受注等の状況(2008/10/16更新)

名前はバンクテックで、もともとは銀行なんかの金融機関を主な顧客と指定のだろ受けど、現在のポートフォリオは金融関係が多いにせよ、他業種の顧客を持っている。このぐらいの規模の調子が良い会社は、売上の大部分が数社向けだったりする危うさがあるけど、バンクテックはそういう部分が無い。

業績が伸びるのと同時に財務が改善している。営業キャッシュフローが贅沢で、借金の返済が進み、長期前払費用(アメリカ・バンクテックとの契約に関するもの)の償却が進んでいるのがその原因。伸び盛りの企業は、売上と利益は伸びるけど、売掛金と在庫、借金も伸びて、営業キャッシュフローがマイナスというケースが多い。その点、バンクテックは優秀ですな。

株価をチェックしてみる。

あれ?安いな。

3Qですでに通期予想を超えているのに上方修正されなかったから?いや、そもそもにして株価水準が低すぎないか。10月に入ってからの急落を除いて、9月の株価水準でも考えても安すぎないか。いやいや、6月の高値だって全然買われているうちに入らない。

なんだか久しぶりに安い成長株を見た気がした。

もう少しいろいろと調べてみる必要がありますな。

ビジネスサービス
J-SOX バンテック・ジャパン 有望

2008/10/28 01:01

日清オイリオ、大豆価格の下落と値上げで好業績

~ 原価低減と売上増が同時に進行する状況は強い。 ~

日清オイリオの上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

食用油の原料は菜種とか大豆。大豆の価格はご存じの通り、暴落と言っていい。連れて、日清オイリオの業績はグングン伸びていく。原料価格が下がって、値上げで売上が伸びて、願ってもいない状況ですねえ。

食用油の需要は基本的に横這い。景気が悪くなっても良くなっても、油の使用量は変わらないからね。日本の人口減少はマイナス要因ではあるものの、そこまでのマクロは油メーカーの株価に織り込まれようもないですな。

需要に関しては、買い控えも起きている様子はあるにはある。原料価格が下がったわけだから、いずれ製品価格も下がる。そういう所を見越して、ちょっと購入を遅らせているということもあるらしい。そうは言っても、油の在庫を何年分も抱えている需要者はいないわけで、意味は無いと言えましょう。

通期では修正無しだけど、いずれ上方修正されるのは確実。株価はいまいち苦しい展開ですが、回復するときは早いと思いますねえ。

食品・飲料・日用品
大豆 日清オイリオ

2008/10/28 00:12

アサヒプリテック、結局は金価格とドル円相場

~ 貴金属のリサイクルはますます進む、が、結局は金価格次第。 ~

アサヒプリテックが大きな下方修正を発表。

業績予想及び期末配当予想の修正に関するお知らせ

事業としては好調なのだが、いかんせんこのところの金価格の下落で在庫に持つ金の評価減を計上。先物なんかを使ってヘッジしているわけだけど、急激な金価格の変動にはどうしてもついていけない。なんだかんだ言って、結局は金価格に連動する株と考えれば間違いないよねえ。

肝心の金価格だけど、高値からは30%下げている。通常、景気が悪いときなんかは金に資金が逃避するものだが、そういう状況になっていない。特に、金融がボロボロで、安全な場所にお金は流れていくはずなのに、金価格は下げているわけですな。

もちろん、ドル高は金価格の下落になるけどねえ、天秤に掛ければ安全性が今は優先されるように思うのだが。

東証に金価格連動のETFが上場されたが、それなりに取り引きされている。円高の今、円建ての1326は下げ幅が拡大する。これは仕方ないですな。逆に言えば、円安と金価格の上昇が同時に来れば、1326にとってはダブルで追い風になります。

そういうときが来るんじゃないですか。

市況株
ETF アサヒプリテック

2008/10/28 00:12

古河電池、ハイブリッドカーへの供給はまだ先

~ 業績は伸びているが、値上げが貢献している。株価急騰はお手つき。 ~

古河電池の上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

業績が急拡大している古河電池。中間期のみの増額だが、いずれ通期も増額されてくる日がいない。自動車用のバッテリーは昨年末に25%程値上げされ、それがフルに効いていますな。

株価は6月に1500円以上まで暴騰し、今は500円を割れている。値頃感から買いたくなるかもしれないが、やめたほうがいいんじゃないか。

自動車用バッテリーというと、ハイブリッドカーに使われる電池をイメージして、将来がキラキラ輝いて見えるかもしれない。実際には、古川のメインは所謂バッテリーで、あの重たい四角い電池なわけです。

古川もそういう所に力を入れているのは間違いないんですよ。でもね、それが急速にぐぐぐぐっと伸びていくという状況ではない、今は。全然先の話しですな。

1500円越えの株価は、期待のみで買われた投資家のお手つきと言えましょう。

新エネルギー・環境
ハイブリッドカー 古河電池 燃料電池

2008/10/28 00:12

ジョインベスト、約定通知が丸一日遅れる

~ 約定が丸一に送れたのではどうしようもない、というかあり得ない話しです。 ~

野村証券のインターネット証券部門、ジョインベストがちょんぽ。14日の大量注文で、顧客への約定通知が丸一日遅れたと。丸一日。。。そりゃないよねえ。

「事務作業に時間がかかったため」とあるけど、事務作業って何よ?システムが自動でやってるんだから事務作業は無いんじゃないの。普通、事務作業といえば人手を使ってマニュアルでやることのような気がするが、システムがする作業も事務作業なんですかね?

日経新聞より

ジョインベスト証券、通知遅れの約定取り消しも

 野村ホールディングス傘下のインターネット証券であるジョインベスト証券(東京・港)は25日、顧客に取引が成立したことを通知する作業が遅れていた問題で、約定した取引の取り消しを含む顧客対応策をまとめた。トラブルは株価が急騰した14日に発生。通知が遅れた結果、取引機会を失った投資家から不満の声が出ていた。

 対象となる取引は225銘柄で、件数は1000件超とみられる。取引金額の合計は明らかにしていない。ジョインベストは「顧客ひとりひとりの要望を聞いたうえで、誠実に対応する」としている。希望者には約定した取引そのものを取り消し、顧客が売買した代金の返還に応じる。

 14日は大量の注文が入り、事務作業に時間がかかったため、顧客への通知が丸1日以上遅れた。ジョインベストは25日になって「不手際を起こし、多大な迷惑をかけた」と公式に謝罪した。

いい加減にしてよ
ジョインベスト 野村証券

2008/10/28 00:12

東証の手数料体型変更はデイトレにマイナス

~ 注文件数に応じて課金するのはシステム負荷の観点からは真っ当です。 ~

東京証券取引所が手数料体型を変える。これまでは売買代金をもとに手数料を徴収していたが、これからは注文件数に応じて手数料を課すシステムに変更する。一応、目途としては、次世代売買システムが導入される2010年を目途に。

売買代金の大きさなんて基本的にシステムの負荷には関係ない。これまでは売買代金の大きさ=取引者の大きさ、という前提でもって、デカイ所に多く課金してきたわけですな。それが、アルゴリズム売買とかシステム売買が発達して、規模の大きい投資家も小口注文を莫大に出すようになった。

加えて、個人のインターネット取引が浸透した。

注文件数は急増してシステムの負荷は劇的に高まったわけです。数年前、ライブドアが健在で相場が絶好調だった頃、注文件数が増えすぎてシステムが絶えきれず、東証全体で取引停止になることがありましたねえ。ああ、懐かしい。

注文件数で手数料が決まるとなると、個人投資家の負担が増える可能性は高いですな。特にデイトレやスイングトレード何度の頻繁に売買する手法を使う人は困るかもしれない。

システム負荷の観点からはそのほうが公平ではありますな。

ちょっとニュース
デイトレ 東証

2008/10/28 00:12

ノエル、決算発表の延期は危険のサイン

~ 監査が長引くのは通常何か問題があるから。どうなることやら。 ~

ノエルが決算発表を延期。

2008/10/25, 日本経済新聞

 東証二部上場の不動産会社のノエルは、二十四日に予定していた二〇〇八年八月期決算の発表を延期した。監査法人の会計監査が長引いており、同日までに終了しなかった。ノエルは「来週中にも早急に決算を発表したい」(企画・広報グループ)としている

ありゃりゃ、ついに逝ってしまうのか。。。。

不動産・マンデベ・流動化
ノエル

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