アーカイブ: 2008年10月22日

2008/10/22 22:10

SUMCOの下方修正と太陽電池メーカーの業績

~ シリコンウエハーの需給が緩めば太陽電池メーカーにはプラス。 ~

SUMCOの下方修正。

通期業績予想の修正に関するお知らせ

半導体関連企業の業績は悪いので、SUMCOも厳しいことは分かっていたけど、いざ具体的な数字として出されるとインパクトがある。

受注の急減と販売単価の下落。単価は10%以上マイナスの模様。半導体向けがボロボロで、太陽電池向けは好調。

ここ何年もシリコンウエハーは値上がりをしてきた。世界的に景気や良くて半導体の需要が強かったし、太陽電池向けの需要が急拡大したからですね。どんどん値上げしても売れて需給はタイト。

これは、原料になる多結晶シリコンが不足たのが一番の原因で、多結晶シリコンメーカーのトクヤマなんかは毎年20%も30%も値上げして儲けていた。

この状況が崩れるとどうなるのか。半導体関連はどうでもいいんだけど、太陽電池関連がとても気になる。

需給が極端にゆるむのだから、多結晶シリコンウエハーの値段は下がるはず。セルメーカーの原価率が改善につながる。同時に、セル価格も下がるか、下がらないか。下がらないならセルメーカーの利益は当然アップする。

やっぱりこのあたりを気にかけて見ていきたい。

新エネルギー・環境
SUMCO シリコンウエハー 多結晶シリコン 太陽光発電



2008/10/22 22:10

サイゼリヤのピザにメラミンが混入

~ 具体的な損失額より、ブランドやせっかく伸びてきた売り上げへの影響が問題。 ~

サイゼリヤのプレスリリース。何かと話題のメラミンがピザに含まれていた。

微量メラミン検出報道について

業績への影響が気になるところだけど、サイゼリヤは大きな影響は見込んでいない様子。 本件による業績への影響は僅少と見込まれますが、影響がわかり次第お知らせいたします。

日経新聞によれば、

問題のピザを食べた客への返金額は八日間の販売額に相当する約八千万円と見込む。(中略)同社はレシートを持たない客についても返金する方針で、返金額は販売金額以上に増える可能性がある。

仮に8千万だとすれば純利の2%。レシートを持っていない人がぞくぞくと嘘を付けばもっと大きくなるので、どれだけ嘘つきがいるのかが勝負かと。

一番の問題はその具体的な損失額ではなくて、これがブランドを傷つけ、客足が遠のくことですな。サイゼリヤは不景気のさなか元気な外食企業だっただけに、こういうことでつまずくのは残念で仕方ないね。

サイゼリヤの月次

外食・レストラン・居酒屋
サイゼリヤ メラミン

2008/10/22 22:10

ジーンズメイトの月次数字

~ 引き続き苦しい数字が継続しています。 ~

ジーンズメイトの2月月次数字。相変わらず厳しい。とりあえず確認だけ。特にコメントもないですな。

2009年2月期 前年比速報

アパレル・ファッション銘柄
ジーンズメイト 月次

2008/10/22 21:09

ローン返済、突如倍増 アイスランド、円建て人気裏目

~ 朝日新聞の記事。サブプライム問題から始まった今回の金融危機・信用収縮は、国さえも... ~

朝日新聞の記事。サブプライム問題から始まった今回の金融危機・信用収縮は、国さえも破綻させた。もちろんその国に住む人は破綻したのと同じこと。朝日新聞の記事が読みやすい。せっかくなので全文コピー。

朝日新聞 2008年10月22日

 家や車のローンの毎月の返済額が急に倍になる――。悪夢みたいな話がアイスランドでは現実になっていた。

 レイキャビクの高校教師、アウスディスさん(47)は2年前にアパートを買った。子供が5人なので広めの約200平方メートル。そのローン返済額が今年初めは月11万4千クローナだったのに今は22万クローナなのだ。

 実は資金を「日本円」で借りた。それがつまずきのもとだった。

 バブル経済で同国通貨クローナは金利が高いうえ、返済額が物価の上昇率に応じて変わる独特の制度もある。それに比べ円はずっと低金利だし、この国のインフレにも振り回されない。返済は円での定額を毎月のレートでクローナに替えて払う。「為替の変動が多少あっても割安」になるはずだった。

 ところが、この春ごろから下落気味だったクローナは金融危機で暴落。ついに1クローナが約1円と年初のほぼ半分の価値に落ちてしまった。

 手取りで26万クローナの月給のほとんどがローン返済に消えるはめになった。生活は大工の棟梁(とうりょう)である夫の収入頼み。

 「通勤は車から燃料代のかからない自転車にかえました。休暇の家族旅行も当分中止」とため息をつく。

 レイキャビク郊外の高級車販売店。経営するルナール・オラフソンさん(36)によると、ここ4、5年は客の9割以上が円などの外貨ローンを利用していた。客が購入を決めると一緒にコンピューターの前に座り、銀行系ローン会社のサイトにアクセスする。提供される各種ローンの中から選んでもらいクリック。

 「人気が高いのは円だった。クローナの金利は2けた台。それが円だと4%ちょっと。ほとんどの客が円を選んでいたよ。だれも日本のお札なんて見たことないけどね。これからは僕も落ち目だな」

と彼もため息。

 一国の経済がバスタブの湯だとすれば、政府や中央銀行は熱湯や冷水を出して湯加減を保つ蛇口。ところが、アイスランドではバスタブがいつのまにか巨大な海に変わっていた。

 過熱した経済によるインフレを抑えようと中央銀行は自国通貨の金利を上げる。今年10月はじめには15.5%にまでなっていた。しかし人々は中央銀行の規制から自由で低金利のまま流入する外貨でローンを組み消費を続ける。世界の金融市場という海のなかで、アイスランドの小さな蛇口は意味をなくしていた。

 中央銀行によると、外貨ローン利用はこの4年間で急増。04年1月は家計の借金のうち4.5%だったが、08年には3月の時点で23%に。クローナ暴落で、外貨による借金の重みはさらに増す。

 73年まで世界銀行が「途上国」に分類していた小国は、80年代から経済のグローバル化の波に乗ろうと大胆に規制緩和を進めた。舞台が広がり外資も流れこんだ。次々と内外で注目される企業が輩出。06年には専門家らが首相に対し、「国際金融センターとして理想的。さらに条件整備を」という野心満々の提言さえまとめた。

 気がつけば1人当たり国内総生産(GDP)は世界トップクラス。07年には国民の幸福度を示すともいわれる国連開発計画(UNDP)の人間開発指数で第1位に輝く。

 ただ、その陰で経済は「規制緩和が産みだした巨大な怪物」(ビフロスト大学のエイリクール・ベルグマン教授)と化していた。英国などで自国の人口より多い預金者を獲得したり、日本でサムライ債(円建ての債券)を発行したりして巨額の資金を集めた銀行の資産は合計でGDPの10倍。何か起きれば政府の手に負えない規模に膨らんだ。そこへリーマン・ブラザーズの経営破綻(は・たん)。万事休した。

明日からどうなるか。通貨下落が続き、失業は増え、物価は上昇し、給料はカット……。グローバル化がもたらしたサクセスストーリーはホラーストーリーに変わった。

 02年に首相経済顧問を務めたアイスランド大学のギュナール・ハラルドソン経済学部長は「私たちは自身の成功の犠牲者かもしれない」と嘆く。首都の中心街の高級店やしゃれたレストランはまだ営業を続けている。だが、いつまでもつか。最も幸せだった国から突然、人々の夢がごっそりと消えてしまった。(レイキャビク=大野博人)

     ◇

 〈アイスランド〉 北海道よりやや広い約10万平方キロの国土に約30万人が暮らす。漁業国だが、80年代以降、経済の規制緩和を積極化。特に資本の移動の自由化、金融機関の民営化や通貨クローナの変動相場制への移行など金融部門の規制緩和を機に、経済成長を遂げた。06年までの10年で国内総生産(GDP)は2倍強に。1人当たり5万ドルを超え、3.4万ドルの日本を上回った(06年)。日本への輸出はシシャモなど水産物が中心で、日本からの輸入の多くは乗用車。

 欧州連合(EU)未加盟だが、経済分野にかかわる欧州経済領域(EEA)には参加。非武装で、北大西洋条約機構(NATO)加盟。

マーケットの歴史
アイスランド サブプライム 信用収縮

2008/10/22 21:09

ぐるなびはグルメサイトのデファクトスタンダード

~ 居酒屋チェーンはぐるなびを使わざるを得ない状況になりつつあるよう泣きがする。 ~

ぐるなびの上方修正。

業績予想の修正に関するお知らせ

グルメサイトのデファクトスタンダードになった感がありますな。(デファクトスタンダードって最近は使わなくなった。)特に、チェーン展開する居酒屋とかにとっては必要不可欠な営業ツールでしょう。

居酒屋はどこも厳しい。既存店は良くて微減、ほとんどの場合それなりにマイナス成長。新店をドンドン出して売上を伸ばすしかない。どこのお店も考えることとする事は同じ。みんなが広告を出しているぐるなびに自分だけ出さないわけにはいきますまい。

それに一度広告を出したら止められない。ぐるなびでプリントアウトできる割引クーポンを使うお客さんも多いはずで、広告を止めたらそのお客さんがいなくなってしまうのではないかという恐怖感は強いはず。

ぐるなびを見れば分かるけど、一番目に付くのは居酒屋。特に大人数系。宴会の幹事はぐるなびを使ってお店を探すことも多いんじゃないだろうか。大人数のお客ほどありがたい商売はない。となればやっぱりぐるなびは外せない。

景気が悪くなればなるほど、人の入りが悪くなれば悪くなるほど、集客に費用をかける必要があるのが居酒屋チェーン。

まあだいたいそんな流れでしょうか。

増配するのも好感が持てますな。

平成21年3月期配当予想の修正に関するお知らせ

ビジネスサービス
ぐるなび 有望

2008/10/22 21:09

総合メディカルが中間決算を発表

~ 調剤薬局事業は堅調、ジェネリックはどれぐらい伸びているのか知りたい。 ~

総合メディカルの中間決算発表。

平成21年3月期 第2四半期決算短信

決算短信より説明資料の方が分かりやすい。

2009年3月期第2四半期累計連結業績概要

事業別では調剤薬局が一番気になる。出店5、退店3、店舗数255。既存店+1.7%。薬剤収入+4.4%、技術料収入+1.7%。営業利益率8.2%→7.2%。原価率の悪化が一番大きい。人材積極採用で販管費も増加。処方箋枚数+1.5%。処方単価+2.2%。

どこの調剤薬局でも事業環境は同じ。いかにうまく経営するかにかかっている。そんなの製造業でもどこのサービス業でも小売業でも同じでしょ、って言われそう。そりゃそうなんだけど、調剤薬局は商品は同じ、サービスも同じ、売り方も同じ、陳列方法も同じ、と同じ事ずくめ。

どれだけ上手にマネージメントするか、規模を拡大して仕入値を下げるか、IT化などを進めて効率化するか、人材を確保するか。そういう経営が全てだと思うわけです。

とりあえず総合メディカルは順調と言えましょう。

ところで、ジェネリックの割合がどこまで高くなっているのか気になる。

医薬品・医療品・調剤薬局
ジェネリック 総合メディカル 調剤薬局

2008/10/22 21:09

神戸物産の上方修正は意外でした

~ 食の安全がこれだけ言われている中での業務スーパーの好調さは不思議。 ~

神戸物産が上方修正を発表。

通期業績予想の修正に関するお知らせについて

上方修正とは言うものの、前期比では大きく減益。売上こそ微増だけど、利益は苦しい。そういう状況でも、上方修正は意外でした。

神戸物産の展開する業務スーパーへ行った経験がある人は分かると思うけど、確かに売っている物は安い。基本的に、ナショナルブランドも安いし、プライベートブランドも安いし、見たことのない商品も安い。この安さが全てと言えるのが業務スーパーですな。

今は何かにつけて食の安全の時代。そりゃあねえ、これだけ危ない物を食べさせられているわけだから、誰でも疑いの目を持つことになりますね。だから、中国を筆頭とするアジア諸国で作られた食品は特に敬遠されている。

確率的に考えると、数十万か数百万か分からないけど、沢山ある中国産の食品の中で、国の定めた安全基準を満たさないのは僅かなわけで、0.0何とか%という数字のはず。ほとんどの食品は一応安全。けど、その僅か%に当たったときが大変だから疑ってかかるわけですな。

もっと言えば、国産品だって中国製品と同じぐらい信じられないニュースを連発している。確率的には変わらないような気もするが、統計があるわけではないので何とも言えない。

何かあった場合に、国産の方が健康被害が小さい傾向はあるように思う。中国産だと真剣な健康被害が出るけど、国産の場合はそこまで酷いことはない、というような。これも、そういう感じがするだけで、数字では分からないので思いこみである。

話がそれてきたけど、そういう食の安全意識が高まっている。で、国産品、名前の良くしれた大手メーカー品、生産者の顔が見える物、に消費者は流れている。(それが心理的に安心なだけで、実際には意味がないかもしれないといのは上記の通りだが。)値段は多少多角でも安心安全(だと思いこんでるだけかもしれない)なものを選ぶ。

そこで、神戸物産の業務スーパー。ここは見たことのない安い食品がとても多い。ほとんどは中国などのアジア産。精肉なんかも見た目がとても悪い(と個人的には思う)。

食の安全志向から一番避けられそうなんです。それが今回の上方修正だったから個人的には意外感を持ったわけですね。

世界的な原材料価格の高騰により食料品に対する値上げが相次ぐ中で、業務用食品スーパーをうまく利用することで賢く節約ができるとの考え方が主婦層の中で広がりを見せ

結局、値上げが苦しいわけです。ちょっと怪しそうだけど、実際はほとんどのものは安全基準を満たしているのだから、理屈に合わない感情的な判断はやめて安い物を買うんだ、って人が多いって事ですな。。。。いやいや、そんなことあり得ない。そんな風に考えられる人は絶対多くない。

そんな人ばっかりだったら株式市場で儲かる人ばっかりですよね。

専門小売銘柄
業務スーパー 神戸物産

2008/10/22 21:09

グラウンド・ファイナンシャルは上場維持できるのか

~ アーバン向けの仕事がなくなり、今や売り上げはたったの2億円。 ~

グラウンド・ファイナンシャル・アドバイザリーは企業として存続できるのだろうか。

特別損失の発生及び平成21年3月期 第2四半期累計期間及び通期業績予想の修正に関するお知らせ

中間期の売上が7600万円、通期の売上が1億9千万円。仮にも上場企業ですよ。それなのに売上が1億9千万って、儲かっている個人投資家より少ない金額ですな。時価総額は4億をきり、もちろん上場基準に抵触しています。

プレスリリースにもある通り、もともとアーバン向けの仕事が多かった。アーバンが倒産した今、仕事を確保するのに苦労している模様。

当社の取引先である株式会社アーバンコーポレイションの経営破綻が生じたことを一因として当社の主業務であるストラクチャリング業務収益が大幅に落ち込み、その減少分を新規クライアントの獲得等で補完するに至らず

ストラクチャリング業務とは平たく言えば不動産流動化を助ける仕事で、アーバン云々ではなく、現在の不動産マーケットで仕事がないことははっきりしている。

救いは、自ら不動産投資をしているわけではないので、資金を必要とせず借金がないこと。資産のほとんどは現金で、株主資本比率は98.8%。未払い金などの負債全部を返済し、株主資本比率100%にしてくれると面白いですな。

これだけ会社規模が小さくなると、信用などの面でも仕事がなくなってくるのではなかろうか?基本的に社長がいて、事務員さんがいて、営業が数名という、個人事業に毛の生えたような組織なわけだからね。

不動産マーケットが回復するのはまだまだ先だし、果たしてどうなる事やら。規模的に上場廃止になりそうな気配ではありますな。

不動産・マンデベ・流動化
アーバン グラウンド・ファイナンシャル・アドバイザリー 不動産

patch