アーカイブ: 2008年10月12日

2008/10/12 15:03

ダイセキ環境ソリューションがずいぶん安くなった

~ マーケットに引くずられて安くなったけど、環境関連は期待できる。 ~

ダイセキ環境ソリューションの中間決算発表。

平成 21 年 2 月期 中間決算短信(非連結)

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この株は今までずっと高い高いと思ってきていたが、今日見たらなんだえらい安くなってるじゃないですか。11万円ですか、ついこの前50万円につっかけたと思っていたんだけどね。11万はちょっと安すぎやしませんか?

業績数字の方は順調。環境意識はどんどん高まるし、今までのように杜撰な方法で産業廃棄物するのもできなくなるし、環境関連の法律も厳しくなり、まさにダイセキ環境には追い風が吹いていると言えましょう。ダイセキ環境のメインは土壌汚染調査・処理だけど、これにしても状況は全く同じですな。

景気が悪くなるとお金に余裕がなくなるので、環境汚染とか目に見えにくい、ややもするとちょんぼしやすい部分でごまかす企業が出てくる可能性はある。食品偽装が最近流行っているけど、それにしてもお金がないから、もっと儲けたいからということ。偽装してもばれにくい。環境に関しても同じことが言える。

マンションが売れないのも一つのマイナスかと。マンションって建てるときに土壌調査とかするでしょ。結構大きな需要先何じゃないかと。

借入金が前期末の36億(総資産の42%)から16億(総資産の22%)まで20億の激減。その分キャッシュが23億減った。無駄なキャッシュを持っていても仕方ないので借金を返済するのは良いことですね。設備投資も一段落ということでしょう。

今のマーケット激震が落ち着けば復活すると期待できる銘柄ですな。

ビジネスサービス
ダイセキ環境ソリューション 環境



2008/10/12 15:03

エヌ・ピー・シーのブッちぎり決算発表

~ PL、BS、CF、受注、ビジネス、全然スキがない。復活も早そう。 ~

ブッちぎりの決算を発表したエヌ・ピー・シー。

平成20年8月期 決算短信

分かっていたことではありますが、それにしてもすごい数字が並んでいます。せっかくなので列挙してみる。

  • 2007年8月期 売上+56%、営利+28%、経利+33%、純利+33%、EPS+21%
  • 2008年8月期 売上+45%、営利+68%、経利+81%、純利+78%、EPS+52%
  • 2009年8月期予想 売上+47%、営利+42%、経利+38%、純利+30%、EPS+26%

伸び率という点ではこの株を買わずしてどの株を買おうという状況ですな。

作っているのは太陽電池製造装置。現在の主流である結晶系シリコン太陽電池のみではなくて、これから期待される薄膜系太陽電池にも対応した製造装置。まさに今一番盛り上がっている分野の製造装置で、ビジネス的にもこれを買わずしてどれを買おうという状況。

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発電量ベースでの太陽電池の生産量。NPCの決算短信より。EUとひとくくりにされてしまっているので内訳が分かりづらい。今までの情報から判断すれば、ドイツとスペインがほとんどのはず。その他の内訳が気になる。

受注から出荷までに小さいもので4~5ヶ月、大きなものでは7~9ヶ月かかるので、その間のファイナンスにどうしても資金が必要となる。でも、NPCの場合は前受金を取ることにしていて、これが資金繰りに大きく貢献している。この前受金を取るというのは、中国で商売する場合には普通のことで、中国の太陽電池セルメーカーに装置を販売する際には当然前受金をたくさん取っているはず。その他の海外向けでは多分、交渉次第なんだろうね。

BSの数字をチェック(前期比)。

  • 現金 2.9倍
  • 売掛債権 2.8倍
  • 棚卸資産 2.8倍
  • 固定資産 3倍
  • 買掛債券 2.4倍
  • 前受金 4.1倍
  • 有利子負債 0円

CFの数字をチェック(前期比)。

  • 営業CF 3.7倍 (純利益比1.4倍、棚卸資産増加分はほぼ前受金の増加分と同じ)
  • 投資CF 1.9倍 (設備投資4.4倍)
  • 財務CF 6.2倍 (プラスは新株の発行のみ。新規借入なし。)

受注の状況(前期比)。

  • 受注高 1.9倍
  • 受注残高 2.1倍

いやはや、素晴らしいですな。文句なしじゃないですか。売掛債権や棚卸資産の激増が怪しいかな?って最初は疑うかもしれませんが、キャッシュフローや前受金を見ればほぼ大丈夫って分かると思うんですね。

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株価の方は、どさくさに紛れてずいぶん売られてますね。今期予想PERで29倍。安くはないけど業績の伸びを考えれば悪くない。このマーケットが落ち着けば買われていくんだろうと思うね。

新エネルギー・環境
NPC エヌ・ピー・シー 太陽光発電 太陽電池 有望

2008/10/12 15:03

ビジョンメガネ、もうどうにも止まらない

~ 業績悪化のスピードがあまりに早く、債務超過は時間の問題。 ~

ビジョンメガネの業績悪化は止まらない。

平成21 年3 月期 9 月度売上実績のお知らせ

前年同月比で-20%の減少が続いている。これだけ急速に売上を減らすのも珍しい。メガネトップが眼鏡市場ブランドで始めた、いわゆるワンプライス眼鏡が日本を席巻した影響ですな。

今となっては、普通の眼鏡はワンプライス(ツープライス、スリープライスもあり)、そうじゃなければよほどの高級品で富裕そう狙い、のどちらか。どっちつかずのビジョンメガネはどうにもなりません。愛眼、三城、メガネスーパー、全滅です。まさにメガネトップの一人勝ち。

ビジョンメガネは前期末の段階で株主資本比率が4%。今期は債務超過確実かと思われます。なにがしかの資金調達ができないと倒産も視野に入って参りましょう。誰かビジョンメガネを買ってくれるか?いや、だれも買いたい人はいないんじゃないか。怪しい資金に手を出すかもしれないけど、そうじゃなければ。。。

専門小売銘柄
ビジョンメガネ 眼鏡

2008/10/12 15:03

不景気には強いマクドナルド

~ 何かとお得なマクドナルドは、いずれ日本でもディフェンシブの代表に。 ~

マクドナルドの月次数字。

月次 IRニュース

外食各社はどこも非常に苦しいにも関わらず、マクドナルドは好調。マクドナルド以外で好調と言えば、サイゼリヤぐらいか。両社に共通するのは低価格。まさにこれがキーワードではなかろうか。

国民皆さんの懐は寂しいんです。財布の口はかたいんです。少しでも安く済ませたいんです。

マクドナルドの去年の既存店がものすごく良かったのは、24時間営業や長時間営業の店が増えた影響が大きい。もちろん、それ以外の要因でも好調ではあったけど。今期はどこも長時間営業になった感があるので、時間の影響は比較的少ないのではないかと。

しかし、マクドナルドは魅力的なメニューを繰り出すと思いませんか。魅力的なメニューというか、値段といった方が正確かも。

9月1日~10月2日限定で月見バーガー、チーズ月見バーガー、ダブル月見バーガーを販売。9月19日から新レギュラーメニュー「シナモンメルツ」を開始。9月19日~9月28日は夕方5時以降フィレオフィッシュが100円。

なんかこう、いつ行っても何かお得な商品とかある感じ。

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ちょっと株価を見てみたい。ずいぶん下げたけど、割安さ的にはちょうどいい感じじゃないですか?今まで評価が高すぎたと思うね。ハンバーガーの本場アメリカではマクドナルドはディフェンシブ銘柄の代表みたいなもので、不況に強い。そりゃそうですよ、景気が悪くたってバーガー食わないわけには行かない。

実際、不景気風がびゅーびゅー吹いているアメリカでマクドナルドの株価は堅調。ここ1週間の歴史的マーケット激震ではさすがに連れ安したけど、それまでは株価は上げ調子で上場来高値だったわけですよ。

日本でもいずれそういう風になるんじゃないかと。若い頃からバーガー食べてきた世代がおじさんおばさんになって、老人になり、子どもも今までよりバーガー食べるからね。

ところで、なぜマクドナルドは9月のこの時期に月見系バーガーを出すかと言えば、この時期は卵が安いからですね。一年で一番卵が安いのはもちろん夏なんだが、夏に出してもあまり食べたくないでしょ。くそ暑い中でハンバーガーより、秋のキモチ良い季節にバーガー食べたくなる。秋から冬にかけて卵の値段が上がっていくので、秋に発売って事ですね。

外食・レストラン・居酒屋
アメリカ ディフェンシブ マクドナルド

2008/10/12 15:03

靴下屋のタビオ、中間決算数字をチェック

~ 業績数字は好調、国内生産という強みでこれからも強いのか。 ~

タビオの中間決算発表。

平成21年2月期 中間決算短信

決算数字は先日の上方修正があったので分かっていたこと。

タビオは足下ファッションが定着したと言うけど、さて、どうでしょうね。ファッションほど移ろいやすいものはなし。特にタビオが成長したのはオーバニーやレギンスというアイテムで、タビオ的にはこれらは定着したと言うことですが。

店舗増加は少しずつではあるものの順調。靴下文化がない欧米での展開を頑張っているけどあまり進んではいない様子。開拓できればでっかいこと間違いなし。

タビオの靴下は基本的に国内生産で、海外生産品がほとんどの日本では珍しいですな。これが特徴でもあり、強みでもあるわけです。で、なぜに国内生産にこだわるかと言えば、第一に品質となる。残念ながら靴下屋で靴下を買ったことがないので分からないんだけど、質は良いらしい。そういうウワサはよく聞くね。

靴下ってすぐにヨレヨレになってしまう消耗品のイメージが強い。強いというか、実際そういうものですね。けど、靴下屋の製品はちょっと違うんですかね?大事に長くはけるというか。

あと、縫製とかも輸入品とは違って、靴下屋の靴下をはいて靴を履くのと、輸入品の靴下をはいて靴を履くのでは、快適さが違うらしい。これまた、らしい、だけど。

そういうこともあって、靴下が足下ファッションとして定着したのであれば、他にもいっぱい靴下屋ができて競争になりそうなものだけど、今のところタビオの靴下屋が製品品質では一歩先を行き、強いらしい。これまた、らしい。

ところで、靴下屋はタビオのお店の名前でもあるけど、一般的に靴下を売る店の事でもある。なんか、このエントリーでもどっちの事を言っているのか、分からないところがありそうではある。

アパレル・ファッション銘柄
タビオ 靴下屋

2008/10/12 15:03

ドラッグストア各社の業績から考えると

~ 2000億以上の売上規模がドラッグストアの目安になるのではないかと。 ~

大中小が林立するドラッグストア業界。これだけ競争が激しいと規模がものを言うようになってくる。どうやら売上規模で2000億が最低線という状況ではなかろうか。最近の各社の業績発表からそんな感じです。

薬王堂。売上規模1000億以下。

平成21年2月期 中間決算短信

売上は上がれど利益は伸びず。新規出店で売上は増加しているけど、出店費用はかかるし粗利は悪化するし販管費も増えるし、利益は全然出ない。

コスモス薬品。売上規模1000億~2000億。

平成21年5月期 第1四半期決算短信

増収増益。積極的に出店しコストも抑える。

ミドリ薬品。売上規模1000億以下。

業績予想の修正及び特別損失の発生に関するお知らせ

スクラップアンドビルドの費用、積極販促の費用、既存店の不振。厳しい。

クリエイトエスディー。売上規模1000億~2000億。

平成21年5月期 第1四半期決算短信(非連結)

増収増益。順調。

スギホールディングス。売上規模2000億~3000億。

平成21年2月期 中間決算短信

増収増益で好調。既存店も100%越えを維持。純利は減少だけど、これは買収費用を一括償却なのでOK。

ということで、売上規模が小さいと苦しい状況がよく見て取れる。ここにあるのはたまたま同じ日にリリースされた企業だけど、これら以外の各社でも傾向は全く変わらない。規模が大きいほど業績は順調。

ドラッグストアは業界的に厳しいんです。これから薬はコンビニとかスーパーで売られるようになる。イオンなんかかなりの数のドラッグストアに出資していますね。え、ここもイオン系?なんて事がよくあります。

結局、スーパーとドラッグストアの垣根はどんどん低くなるんじゃないですか?だって、ドラッグストアにあるものなんて、薬と化粧品以外はほぼ全てスーパーにあるわけで、法的な規制さえなければ同じになれるわけ。

免許を持った人材がどうだ、ノウハウがどうだって、なんだかんだ障壁があるような言い方もされるけどね、不動産屋が薬を売ろうとしているのとはわけが違う。スーパーが薬を売るなんて、多少いろいろあったってお茶の子さいさいに決まってますな。

ドラッグストアは大手ほど有利、中小はM&A狙いで、そういう流れじゃないですか。そのうちドラッグストア業界をまとめてみなければいけないなあと思う今日この頃。

専門小売銘柄
クリエイトエスディー コスモス薬品 スギ薬局 ドラッグストア ミドリ薬品 薬王堂

2008/10/12 15:03

エムケーキャピタルマネジメントの決算発表

~ 小規模の流動化銘柄としてはかなり安全な部類に入る。 ~

エムケーキャピタルマネジメントの決算発表。

平成20年8月期 決算短信

決算数字自体は非常によい。ほぼ前期並ということなので。だけど、そんな事は全然重要ではないのは百も承知なわけですな。

今期の計画は、売上こそ微増なものの赤字転落ということで、これが本来の姿なわけです。

計画としては、アセットインキュベーション事業(自己投資ですな)の6プロジェクトを売却し、自己投資からは完全に足を洗う予定。こういう姿勢は好きです。その売却資金でもって有利子負債を完済する計画。うーん、こういう姿勢も好きです。

もともとMKキャピタルは有利子負債が少なく、自己資本比率も高い。前期は自己資本比率70%。これは不動産市況の状況を冷静に判断し物件売却を進めてきた会社の力量と言えましょう。

こういう状況であれば、バーゲンハンティングを目論んで、「他の不動産屋が苦しんでいるときに物件を安値で仕込む予定です」なんて事を言い出しそうですが、全くの逆。自己投資から撤退し、借金を全部返すと。

アセットマネージメントに集中していくわけだけど、ここも受託資産残高は減らしそうな雰囲気ですな。まあこれは仕方ありますまい。

BSを眺めてみると、販売用不動産が大きく減少して、借金が同様に大きく減少。一生懸命物件を売って有利子負債を返済している様子が分かりますね。営業キャッシュフローは当然プラス。今の状況であれば倒産からは最も遠い場所に位置する不動産屋の一つかと。特に、この規模の流動化メインの不動産屋では安全ですな。

不動産・マンデベ・流動化
MKキャピタル エムケーキャピタルマネジメント 不動産

2008/10/12 15:03

平和不動産とプロパストのプレスリリース

~ 賃料収入はやっぱりありがたい。特に今のような相場では。 ~

平和不動産とプロパスト。

平和不動産が減額発表。

業績予想の修正に関するお知らせ

それなりに大きな減額だけど、赤字転落はない。平和不動産のように、賃貸がベースにある不動産屋はやっぱり安定感がありますな。流動化の部分は当然ダメなわけですが。

プロパストの第1四半期決算。

平成21年5月期 第1四半期決算短信

取り立てて面白うそうな所もありませんな。保有資産の値下がりで減損、値下げで利益でず、棚卸資産を減らして有利子負債を減らして財務を好転させたいけどなかなか進まず、資金繰りが心配で株価は安い。他の不動産屋と全く同じ。

一応、会社の計画では今期も黒字を確保し、数字もそれなりに悪くない。しかし、株価はそうは言っていない。

不動産・マンデベ・流動化
プロパスト 不動産 平和不動産

2008/10/12 14:02

アセットマネジャーズの下方修正

~ 世界10指に入る投資銀行を目指していたのにね。 ~

アセットマネジャーズの業績下方修正。

中間期及び通期業績予想の修正に関するお知らせ

期待通りというか予想通りというか、アセットマネジャーズの保有資産はどんどん値下がりし含み損が拡大している模様。売れば売るほど損が出る状況。不動産はもちろんのこと、企業投資の部分も大きく毀損している。国内の企業投資先は11億も減損。だけど、海外案件は減損がないので、海外はまだ自信を持っていることの現れでしょうか。

中国は株式市場こそ暴落し、経済全体にスローダウンと言われつつも、実際にはものすごいスピードで経済成長しているわけで、そういう背景を考えての減損なしなんでしょうな。つまり、投資先の業績自体は良いと理解できそうです。このあたりは全部想像。

かつて世界で10本の指に入る投資銀行を目指すと豪語していたアセットマネジャーズ。今では世界トップの投資銀行がバタバタと倒れ、最後のゴールドマンサックスとモルガンスタンレーも投資銀行の旗を降ろし、銀行になってしまった。そりゃアセットマネジャーズの業績だってボロボロになりますな。

アセットマネジャーズ自ら言っています。

当社グループの復活のために、事業の選択と集中、販管費の大幅削減を断行していく方針であります。

復活のために、ってことは今はボロボロ。ボロボロじゃなければ復活できない。正直で良いけど、笑えない。けど、保有資産の価値はマーケットが言うほど酷くないんだから、株価は安すぎですよ、とも主張。

当期におきましては多額の損失を計上いたしますが、純資産額は時価総額を大幅に上回っており、予想中間純損失調整後1 株あたり純資産は約66,000 円となります。

けどね、まだまだ売れば損が出るもの持ってるんじゃないですか?アメリカの金融機関じゃないけど、値段の付けようのないCDSに等しい資産とかみたいにね。

不動産・マンデベ・流動化
アセットマネジャーズ 不動産

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