アーカイブ: 2008年9月

2008/09/16 21:09

ウィングパートナーズにお世話になっている方々

~ 会計の信頼性もさることながら、企業自体の信頼性もねえ。 ~

今日2008年9月16日発売の四季報のデータで、ウィングパートナーズを監査法人として使っている会社の一覧。壮観です・・・。

  • 1710 JOGHLD
  • 2363 モック
  • 2447 NowLoad
  • 4296 ゼンテック
  • 4302 オープンインタ
  • 4567 ECI
  • 4740 ニューディール
  • 4794 デザインエクス
  • 6494 NFKHLD
  • 6667 シコー
  • 6726 OHT
  • 6811 クオンツ
  • 8913 ゼクス
  • 9822 クロニクル

クサイ会社・エグイ企業
ウィングパートナーズ 監査法人

2008/09/16 20:08

三優監査法人が手を差し伸べる企業

~ 全部ってわけじゃないけど、もう少しのやらクサイのやら。 ~

今日2008年9月16日発売の四季報のデータで、三優を監査法人として使っている会社の一覧。ちらほらとクサイのが・・・。

  • 1401 エムビーエス
  • 2132 アイレップ
  • 2326 デジタルアーツ
  • 2425 ケアサービス
  • 2493 Eサポトリンク
  • 2705 大戸屋
  • 2706 ブロッコリー
  • 2710 CSロジネット
  • 2743 ハイブリッドサ
  • 2763 エフティコミュ
  • 2767 フィールズ
  • 2794 クリエイトSD
  • 2804 ブルドック
  • 2819 エバラ食品工業
  • 2922 なとり
  • 3235 トラストパーク
  • 3260 ゲオエステート
  • 3330 アガスタ
  • 3600 フジックス
  • 3715 ドワンゴ
  • 3723 日本ファルコム
  • 3726 フェヴリナ
  • 3767 ネクステック
  • 4305 アイエムジェイ
  • 4311 ディースリー
  • 4659 エイジス
  • 4709 インフォデベロ
  • 4736 日本ラッド
  • 4756 カルチュアコン
  • 4757 インテリジェン
  • 4772 デジタルアドベ
  • 4842 USEN
  • 4847 インテリウェイ
  • 6143 ソディック
  • 6160 ソディックハイ
  • 6264 マルマエ
  • 6401 ソディックプラ
  • 7228 デイトナ
  • 7591 エクセル
  • 7837 アールシーコア
  • 7838 共立印刷
  • 7956 ピジョン
  • 8426 ニッシン債権回
  • 8571 NISグループ
  • 8884 ディックスクロ
  • 8890 レーサム
  • 8892 日本エスコン
  • 8934 サンフロンテ不
  • 9376 ユーラシア旅行
  • 9609 ベンチャー・リ
  • 9730 ワオ・コーポ
  • 9928 ミロク情報
  • 9939 すみや

クサイ会社・エグイ企業
三優 監査法人

2008/09/16 19:07

プライム監査法人と手を組む会社

~ 業績も財務もボロボロだけど生き延びることができるのはなぜ。 ~

今日2008年9月16日発売の四季報のデータで、プライムを監査法人として使っている会社の一覧。最後に行き着く先は・・・。

  • 3716 アーテハウスH
  • 4566 LTTバイオ
  • 8206 ステラグループ

クサイ会社・エグイ企業
プライム 監査法人

2008/09/16 18:06

KDAを使っている企業

~ 監査法人が帳簿を作っていることを忘れちゃいけない。 ~

今日2008年9月16日発売の四季報のデータで、KDAを監査法人として使っている会社の一覧。ううう。。。

  • 1844 大盛工業
  • 2709 タスコシステム
  • 2724 フォーバルクリ
  • 3713 ネットマークス
  • 5721 エスサイエンス
  • 6812 ジャルコ
  • 6819 オメガプロHD
  • 6838 多摩川HLD
  • 8146 小杉産業
  • 8798 アドバンスクリ
  • 9318 ジェイブリッジ
  • 9423 フリード
  • 9704 東海観光
  • 9712 トランスデジ
  • 9878 セキド
  • 9968 イチヤ

クサイ会社・エグイ企業
KDA 監査法人

2008/09/16 18:06

フロンティアを使っている方々

~ ああ、そんなに強い匂いをさせないで、息苦しい。 ~

今日2008年9月16日発売の四季報のデータで、フロンティアを監査法人として使っている会社の一覧。なんともまあ。

  • 1491 中外鉱業
  • 1757 東邦Gアソシエ
  • 1783 A.CHLD
  • 2684 プライム
  • 3114 プロジェHLD
  • 3521 エコナック
  • 4352 アルファトレH
  • 7771 日本精密
  • 9898 サハダイヤ

クサイ会社・エグイ企業
フロンティア 監査法人

2008/09/16 17:05

ビーエー東京を使っている人々

~ 振り返れ、夜道と監査はおっかない。 ~

今日2008年9月16日発売の四季報のデータで、ビーエー東京を監査法人として使っている会社の一覧。見れば見るほど・・・。

  • 2340 極楽湯
  • 2388 ウェッジHLD
  • 2736 サダマツ
  • 3034 クオール
  • 3334 イーネットJP
  • 3755 GDH
  • 3775 ガイアックス
  • 3814 アルファクFS
  • 4831 オープンループ
  • 5103 昭和ゴム
  • 6650 春日電機
  • 6888 アクモス
  • 7419 ノジマ
  • 7532 ドン・キホーテ
  • 7614 OM2ネット
  • 7638 シーマ

クサイ会社・エグイ企業
ビーエー東京 監査法人

2008/09/16 17:05

アスカを使っているモノ達

~ ちょっと待て、その監査法人大丈夫? ~

今日2008年9月16日発売の四季報のデータで、アスカを監査法人として使っている会社の一覧。一目瞭然、何も言うことはございません。

  • 2316 モスインスティ
  • 2318 ビービーネット
  • 2355 SBIネットS
  • 3751 GFグループ
  • 3779 JエスコムHD
  • 3781 DPGHLD
  • 3803 イメージ情報開
  • 4663 ATLシステム
  • 4749 アドバックス
  • 5856 東理HD
  • 6423 アビリット
  • 8489 中小企業信用
  • 8836 ヒューネット
  • 8925 アルデプロ
  • 8938 ロジコム
  • 9378 ワールド・ロジ

クサイ会社・エグイ企業
アスカ 監査法人

2008/09/16 16:04

A&Aパートナーズを使っている会社

~ 気を付けよう、甘い言葉と監査法人。 ~

今日2008年9月16日発売の四季報のデータで、A&Aパートナーズを監査法人として使っている会社の一覧。うーん、香ばしい。。。

  • 1979 大気社
  • 2444 セレブリクスH
  • 3346 21LADY
  • 3364 ナルミヤインタ
  • 3823 アクロディア
  • 4925 ハーバー研究所
  • 6157 日進工具
  • 6876 光波
  • 7963 興研
  • 8903 サンウッド
  • 9764 技研興業

クサイ会社・エグイ企業
A&Aパートナーズ 監査法人

2008/09/16 15:03

株式分割+単元株制度導入の合わせ技

~ 株券電子化で株式分割と単元株導入をする企業が増える。 ~

すごい名前の法律です。。。

「株式等の取引に係る決済の合理化を図るための社債等の振替に関する法律等の一部を改定する法律」

分かりやすく言えば、「株券電子化」ってやつですね。投資家なら皆さん知ってます。

で、この電子化に合わせて、株式分割をして同時に単元株を変更する(導入する)合わせ技を使う企業がこれからどんどん出てくるはず。

特に時価総額の大きい企業で、1単元の値段が高い場合はこれを使うことになりそう。っていうか、使って欲しい。いいタイミングなんだから。任天堂とかキリンとか、最低必要になる資金が100万を越えているのは個人投資家をバカにしているゾ。

あとは新興市場に多い1株単位の株で1株数十万する株ですね。これも分割して1単元100株にして、って感じです。例えば今日発表されたのはFonfun。

株式の分割、単元株制度の導入及び定款の変更に関するお知らせ

いずれにしても、株価に影響することは理論上はない。

でもねえ、昔分割バブルってあったよね。分割するとしばらくは子株が売れないので需給が締まって株価が暴騰するやつ。ライブドアね、ライブドア。

今回はそういうことはないと思うけど、変わってから「なんじゃこれ?」ってなったり、勢い余って買いすぎたりしないように、知っておいて損はありません。

ちょっとニュース
分割 単元株 株券電子化

2008/09/16 14:02

安すぎる牛肉に不当の判決

~ MBO価格が低すぎると高裁判決を受けたレックス ~

2006年11月にMBOで非公開化したレックスホールディング。忘れちゃった人もいるかもしれないけど、焼肉の牛角を展開する会社。非公開化したときのMBO価格が22万円で、この価格が低すぎると訴訟になってた件。

先日、東京高裁で判決が出て、23万はふざけているから33万にしなさいとなりました。ちなみに、東京地裁の判決では23万が認められていたんですね。

23万の何が問題かと?23万は株価が暴落したあとに、直前一ヶ月の平均株価に約14%上乗せして決められた価格なんですね。で、その暴落って言うのが問題で、レックスは下方修正とかなんだかんだとネガティブなニュースを出しまくって暴落したんです。

つまり、MBOが低価格でできるように、意図的に株価を下げたんじゃないのあんた、ってこと。基本的にそういう原告の主張が今回の東京高裁の判決では認められた。

そりゃそうだと思う。MBOって今日突然決まる事じゃないだから、ある程度前もって分かってるはず。それじゃあ、何も株価が下がるようなコトしなくたっていいんじゃない?

マーケットの歴史
MBO レックス 牛角

2008/09/14 19:07

自動車用ケーブルのハイレックスが好業績

~ 上方修正で割安なので株価は跳ねそうな気配。 ~

全然知らない会社だったけど、自動車用のコントロールケーブルで最大手というハイレックス。こんな景気の悪い話ばかりの時に、景気良く上方修正出してます。

業績予想の修正に関するお知らせ

ただ売上は下方修正で、前期比でもマイナスに突入。利益は上方修正。理由は説明ないので分からん。ほとんどの会社が儲かって仕方なかった2003年から2007年頃に、ハイレックスの利益はちっとも上がらず横這いだったので、その分がようやく今になって巡ってきたのかもしれない。

と思ったら、決算短信に理由がありました。

第3四半期決算

前年はメキシコでの生産混乱で費用がかかったけど、どれが収まったのでぐんと利益が伸びた。利益が伸びたというか、無駄な費用がなくなって普通に戻ったということか。

週明けの株価はぴょこんと跳ねるんじゃないだろうか。ぴょこんで終わりだと思うけど。

で、大株主を見てみると。。。スティールがいるね。外資もいっぱい。外国人持ち株比率32%と結構高い。うーん、なかなか見ているなあ。生産トラブルとかの一過性の問題はいずれ解決される。

車・自動車部品銘柄
7279 スティール ハイレックス 車部品

2008/09/14 18:06

東建コーポレーションの第1四半期決算

~ 不動産屋さんの中では業績は期待できそうな雰囲気。 ~

東建コーポレーションの第1四半期決算。おしなべて好調。

平成21年4月期 第1四半期決算短信

一見すると、売上がぐっと伸びて、それでいて赤字なので、ダメだこりゃってなりそうだけど、そうでもない。売上が伸びたのは、賃貸事業が一括借り上げになったから。ざっくり言ってしまえば、ちょっと賃貸事業の売上計上方法が変わっただけのこと。

工事の完成時期でどうしても利益が大きくぶれる。第1四半期は工事の完成が少なくて赤字。

注目したいのは、やっぱり受注と受注残の数字なわけです。受注は+10%、受注残は+28%と安心感あり。

注意したいのはやっぱり原材料費の高騰。東建コーポレーションは自前の工場とか持っていて原価を抑える努力はしているけど、いかんせん、原料はどうにもならない。工事部門の原価率は前期の66%から68%に悪化している。厳しいねえ。

不動産・マンデベ・流動化
1866 不動産 東建コーポレーション

2008/09/14 17:05

タイヤとホイールで業績が順調なフジなんだけど

~ 株買ってもあんまり儲からないだろうね。相場には夢や希望が必要さ。 ~

タイヤとホイルの専門店を展開するフジコーポレーション。なんだか地味なんだけど、売上規模は小さいながらも意外と業績は好調です。

2008年10月期 第3四半期決算短信

タイヤとホイールの専門店て、ちょっと考えてみても逆風ばかり。

まず、日本では車の需要は減少中なので、タイヤの需要も減る。ホイールも同じ。

さらに、タイヤとかホイールを取り替えるという人達は、どちらかといえば車好きの若者。フジのホームページを見れば、トップページに載っているのがホイールで、こういう物を使っている人達って創造できるでしょ。で、そういう若者は減っていることはニュースになって久しい。

じゃあ、なぜフジの業績は良いのか?

第3四半期の決算短信の最後のページを見るとなんとなく想像できる。店舗での売上高はほとんど伸びていない。ちょっと伸びている店舗もあれば、ちょっと減っている店舗もあって、全体としてはほぼ横這い。店舗の売り上げは前期比で+3%(新店除く)。

残りは「本部営業部」なんだけど、これはインターネット販売なんです。これが前期比で+11%。

楽天なんかでタイヤとかホイールとか探すと、必ずと言っていいほどフジに行き着くような感じがして、結構ネット上での存在感は大きいのかもしれない。

タイヤとホイールを取り替えるときに大切なのは、多分、性能と見た目のかっこよさなんじゃないか?買うまでの行動としては、雑誌なんかで調べたりして買うわけであって、店頭でいろいろ見てから決めるわけではないと思うけど、どうなんだろう?

そなると、いわゆる指名買いなわけであって、ネット購入は指名買いに最適なチャネル。だから、タイヤとホイールの専門店としてネット上で存在感の強いフジは追い風を受けている、っていう風に考えられる。

あと、ネット販売じゃないけど、厳しい冬で雪がたくさん降ったりするとスタッドレスがたくさん売れる。フジの店舗は雪の多い東北地方が中心だからなおさら。

で、フジの株価ったら儲かるの?いや、こういう「面白みのない」株が上がるのは、上げ相場の最後の最後ってのが悲しいところ。もう何を買っても儲かる相場が来て、買うものがなくなってから、フジみたいな株に資金が廻ってくる。それこそいろんな理由を持ち出してね。

しかし、伸び率は低いといえ、業績は順調で配当利回りも4%ですか。PERは5倍以下でPBR0.5以下。

黙って持っておけって自分に言いたい。

専門小売銘柄
7605 タイヤ フジコーポレーション

2008/09/13 23:11

総和地所、監査法人をウィングパートナーに変更

~ 債務超過を乗り切れるのかどうか、危険な不動産銘柄ですね。 ~

総和地所の監査法人がトーマツからウィングパートナーに変更というお知らせ。

一時会計監査人の選任に関するお知らせ

ということで、この会社もかなりやばいところまで来ているということですな。まとめると、トーマツからもうあんたのところの監査はやりたくないんでよろしく、って愛想を尽かされたという説明です。

中間発表では債務超過になるだろうから、それで決算発表延期でどうのこうの、なんて可能性もありありです。っていうか、中間発表まで持つのかどうか。

不動産銘柄の中でも、危ないリスト上位入賞間違いなし。どうなることやら。

クサイ会社・エグイ企業
3239 ウィングパートナー 総和地所

2008/09/13 23:11

ナルミヤインターナショナル無配転落

~ 株主・株価のことを考えれば、赤字でも配当を続けるべきなんじゃ? ~

ナルミヤインターナショナルが無配に転落。

平成21 年1 月期期末配当予想の修正に関するお知らせ

今までは3000円の配当計画で、それだと配当利回りはなんと7.2%。7.2%という利回りはよだれものの数字だけど、世の中そんなに甘くないということですね。高配当利回り銘柄には何かウラがあるんじゃないかと疑ってかかることが大切。

実際、不動産関連の銘柄は高利回りだけど、どう考えたって減配、無配転落のオンパレードでしょう。

7.2%を本気に信じていた投資家は少ないだろうから、月曜日は株価暴落なんて事はないだろうけれど、さてどうでしょうか?

で、無配に転落したのは業績が悪くて、通期では赤字転落の計画だから。

平成21年1月期 中間決算短信(非連結)

子供服は売れないよね、今の世の中。売れるとすればその条件は、1.何か流行が来る、2.天皇に子どもができるとかの(意味はあまりない)材料、3.少子化が止まって子どもがじゃんじゃん生まれる。どれもありそうにない。

けど、ナルミヤは自己資本も厚いし、キャッシュフローも今のとこ悪くなく、現金もそれなりに持っている。配当続けて株価維持するのがやっぱり筋だと思うけど、イマイチ株主向きの会社じゃないみたい。

監査法人がA&Aで大株主がSBI系だから仕方ないか。

唯一の救いは年5000円もらえる株主優待のギフトカード。ヤフオクで売れば90%の4500円ぐらいでいけるので、それで優待利回りが10%を越える。優待が続く限り持ち続ければ10年で元が取れます。ま、悪くないね、気長に行く人には。

アパレル・ファッション銘柄
3364 ナルミヤ 配当

2008/09/13 10:10

アーバンコーポレイション破綻の実相(下)窮余の調達、不透明な開示。

~ アーバンが市場から消えました。悲喜こもごものストーリーがあったことでしょう。 ~

2008年9月12日、アーバンコーポレイションの最終取引日。今年の負債規模最大の倒産で、多分残り3ヶ月でこれ以上大きいのは出てこないと思われる。

アーバンでがっぽり儲けた人、がっぽり損した人、笑った人、泣いた人、沢山いると思う。歴史を教訓にしたい。

2008/09/13, 日本経済新聞

「再建計画に賛成するかどうかは、あの資金調達の説明次第だ」。八月十八日、アーバンコーポレイションが都内で開いた債権者説明会。参加者の一人がこう息巻いたのは、三百億円の転換社債型新株予約権付社債(CB)についてだ。

この五日前の十三日。民事再生法の適用を申請したアーバンコーポは、CBの発行で実際には九十二億円しか調達していなかったことをあわせて明らかにした。CBの引受先である仏金融機関BNPパリバと「スワップ契約」を交わしていたからで、契約の存在自体も初めて開示した。

資金調達の仕組みはこうだ。アーバンコーポは六月二十六日、パリバを割当先にCBを発行すると発表。払込日は七月十一日で、調達資金は「短期借入金などの債務返済に使う」としていた。市場では資金繰りを不安視する声もあっただけに「ひとまず一息つけたのだろう」(大手運用会社)ととらえられた。

綱渡りのCB

破綻前の公表はここまで。ところがスワップ契約を組み合わせたため、資金の流れは別な形になっていた。まずアーバンコーポがCB発行で払い込まれた三百億円をいったんパリバに戻す。この時点での実際の調達額はゼロ。一方、パリバは引き受けたCBを株式に転換して売却、株価や売買高など決められた条件に応じた金額をアーバンコーポに支払う。アーバンコーポは分割して資金を受け取ることになる。

この仕組みだと株価が高く売買が活発であればアーバンコーポの資金調達が進みやすい。「一週間程度で総額三百億円が振り込まれる想定だった」(宮地典之常務)。だが、誤算が生じた。株価の下落だ。

スワップ契約には、株価が「下限価格」を下回るとパリバが支払いを停止できる内容を盛り込んでいた。CB発行発表時に三百円台だったアーバン株は破綻発表日に六十円台まで下げた。この間、「下限価格」を株価が上回ったのはわずか六日。パリバはCBの一部を株式に転換したが、アーバンコーポが受け取ったのは九十二億円だけだ。民事再生法の申請でスワップ契約が終了し、三百億円の全額調達は計画倒れとなった。

これらの取引の開示は問題含みだった。

当初の発表内容からは、CBの払い込み時点でアーバンコーポが三百億円全額を調達できたと読み取れる。スワップ契約を組み合わせたことで「後払い」による調達になる可能性は全く知らされていなかった。破綻後、会社側は「相対取引であるスワップ契約は開示の対象ではない」と弁明していたが、CB発行とスワップ契約は不可分な取引だったといえる。

頻繁に株取引

スワップ契約の当事者であるパリバの対応はどうだったのか。大量保有報告書によれば、同社グループはCB発行の決議前からアーバンコーポ株を市場内外で頻繁に取得・処分していた。内部では情報隔壁を設けていたとみられるが、決議後にスワップ契約が開示されていない状況でもアーバンコーポ株を売買していたことになる。一部は貸株が絡んだ取引とみられる。一般に貸株を利用した取引は株価下落の際に利益を上げることや損失回避を目的とするとされ、市場で憶測を呼んだ。

最終売買日の十二日、アーバンコーポの終値は一円。ピーク時の二千八百四十六分の一だった。

東京証券取引所は十二日、民事再生法適用を申請したアーバンコーポレイションがCBを発行した際に、仏金融機関BNPパリバとスワップと呼ぶデリバティブ契約を結んでいたにもかかわらず情報開示していなかった件について「不適正な開示だ」とのコメントを発表した。

マーケットの歴史
8868 アーバンコーポレイション 不動産流動化 倒産

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