アーカイブ: 2008年9月29日

2008/09/29 22:10

ほっともっとを立ち上げたプレナスの下方修正

~ 原材料費ではなく、新ブランド立ち上げの費用が利益率を悪化させた。 ~

プレナスが下方修正を発表。

平成21年2月期 中間期及び通期業績予想の修正に関するお知らせ

売上高の修正幅がわずかながら、利益の修正はかなり大きい。修正幅はおおむね、売上-2%、利益-30%という感じ。

基本的に、弁当の需要は激しく変化しないので、店舗の数だけ売上が上がり、売上はだいたい計画値に着地する。利益にしたって、材料費が上がれば弁当値上げするだけ。今のご時世、値上げは当然のものとして実施されますなあ。

弁当が10円、20円上がると売れなくなるか?いや、そういうことはないでしょう。基本、弁当屋はコンビニと同じで、メイン顧客は小さい値上げにもうるさい主婦層ではなく、忙しい単身者、学生、サラリーマンのお昼、なんかだ。こういうのは小さい値上げはそれほど問題ない。

もちろん、修正発表リリースでは、利益の減少は原価高って事になっているが、原価高の分、既に値上げしているんだし、上のような理由で説得力に欠ける。

結局、ほっかほっか亭をやめて新ブランドを立ち上げたわけだけど、それに費用をじゃんじゃんつぎ込んでいるのではないかと推察。

多分、フランチャイズのオーナー達には何か魅力的なパッケージを出さないとならないはず。そうでもしなけりゃ、みんなほっかほっか亭に連れて行かれる。新らしいFCを獲得するにしても、ほっかほっか亭との喧嘩で、好条件を示さないとならない。そういう費用がたくさんかかるけど、それは残念ながら弁当代には転嫁できない。勢い、利益率さがる。

弁当なんて、市場がどんどん大きくなっていくわけではない。今のほっかほっか亭のテリトリーに出ていくのだろうが、向こうだってこっちのテリトリーに出てくる。限られたパイの奪い合い。一番苦しむのはもちろんFCオーナー。

ちなみに、ほっともっとはまだ食べたことがない。

外食・レストラン・居酒屋
プレナス 下方修正 弁当



2008/09/29 21:09

サンシティ、継続疑義の注記

~ 3拍子揃っての継続疑義、次が続くといよいよ危ないかもしれない。 ~

サンシティの状況も非常に厳しい。継続疑義の注記がついた。

継続企業の前提に関する事項の注記に関するお知らせ

中間期が83億の大赤字、当然営業キャッシュフローも大幅赤字、そして財務制限条項に抵触。ということで、継続疑義の注記が付けられました。

とりあえずは、不動産流動化はやめて、地方都市のマンション分譲に特化する戦略。流動化をやめるのはまあ今の不動産マーケットでは良いにしても、地方都市のマンションってどうなの?都心部でのマンションが厳しいんだから地方はもっと苦しいと思わずにはいられませんなあ。ただし、ここ数年の都心部不動産の異常な値上がりと対照的に、地方の不動産価格は上がっていない。そういう点では仕入が楽と言えましょう。

さて、怪しい監査法人を選任するとか、決算発表延期が次に来るようだといよいよ危なくなりますねえ。

不動産・マンデベ・流動化
サンシティ 不動産 継続疑義

2008/09/29 21:09

クリードオフィスの借入金利が高い

~ 不動産会社の信用力の差は金利の差。大手は余裕の資金調達。 ~

クリード・オフィス投資法人の金利が高すぎないですか?

資金の借入れ(金利決定)に関するお知らせ

2.5%を越える借入金利は最近のREITの資金調達ではめったにないような気がする。だいたい1.5%前後が相場という感じですな。たったの1%なんて言ってはいけません。基本的に儲けが数パーセントの世界がREITなんだから、借入金利が他社より1%も高いなんて致命的です。

クリードというスポンサーの信用の低さが問題なのでしょう。

ジャパンリアルエステイト投資法人と比較。

資金の借入(金利決定)に関するお知らせ

もちろん、借入期間の違いとか諸般諸々違うので一律に比較はできないけれど、それでもジャパンリアルエステイトの方は0.9%と低い。この数字はREIT各社の中でもかなり低い。ひとえに、三菱地所がスポンサーという信用力の賜でしょう。

ということで、不動産屋さんの信用力にはものすごい差が出ていて、それがもろに調達金利に跳ね返っている現状があります。つい2、3年前にはじゃぶじゃぶに資金が回っていたのとはエライ違いです。

不動産・マンデベ・流動化
クリード クリードオフィス 不動産

2008/09/29 21:09

カウボーイ、監査法人を選任

~ 晴れてクサイ企業の仲間入りと言えましょう。 ~

カウボーイ、監査法人を変更。新日本がもう嫌ですとなって、新しくハイビスカスが選任された。

一時会計監査人の選任に関するお知らせ

これで正真正銘のクサイ会社の仲間入りでしょうか。債務超過、継続疑義の注記、大赤字、そしてハイビスカス。

ちなみに、ハイビスカスが監査しているのは、インサイト、日糧製パン、ビジネスワン、さくらパートナー。どれもこれも。。。。

クサイ会社・エグイ企業
カウボーイ、ハイビスカス

2008/09/29 18:06

ランドコム、倒産

~ 倒産しそうな不動産屋の急先鋒ランドコムがやっぱり逝ってしまった。 ~

ランドコムが倒産しました。負債総額は309億円。

民事再生手続開始の申立てに関するお知らせ

不動産屋はどこもかしこも倒産してしまいそうだけど、その中でも特に倒産しそうだったランドコムなので、今日の倒産であれっ!と驚いている人はおりますまい。

膨れあがった在庫を何とか現金化しようにも、値下がり&買い手のファイナンスの難しさで思うように処分は進まず、資金繰りがどうにもならなくなりました。今まで倒産した不動産会社と全く同じ理由ですな。まあ、それ以外にはない。

とりあえず、今までのランドコムを取り巻く状況を簡単にまとめておきます。

2008年5月末、第1回社債が償還できなかった。それはたったの1億円の社債。そこまでお金がないって事。と同時に、第2回社債の制限に抵触し、償還しないといけなくなった。けど、償還できるわけもなく、第2回社債も償還不能。これもたったの1.2億。合計してもたったの2.2億。

そんな状況で、第1四半期末時点の短期借入金+1年内長期借入金は200億円もあった。自己資本比率は8.4%で、不動産企業に対する融資の厳しさを考えると、トテモじゃないけど200億円の借り換えできそうになかった。

青木社長が大株主だけど、株は担保になっていた。何の担保かははっきりしないけど、借入金の担保と思われる。EDINETで大株主の異動状況を見ると、その担保がじゃんじゃん売られているのが分かります。

8月末までで、総株数の23%が売られた。その時点で、社長の持ち株比率は48%から25%まで下がる。この担保処分売りが始まったのが6月で、そこから株価は急落している。

中間発表は8月29日だったが、決算発表は延期となる。下方修正も発表し、その時点で債務超過は確実となった。これが決定打と言えましょう。「倒産しそうな不動産屋」ではかなり上位に入っていた。

そんなわけで、ランドコムは本日逝ってしまわれました。

倒産・上場廃止
ランドコム 不動産 倒産

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